「高める」バックナンバー

医療法人徳洲会 仙台徳洲会病院

1986年に開院した仙台徳洲会病院は、医療法人徳洲会グループ初の東北地方の病院です。そんな同院も、既存病院の老朽化や東日本大震災の影響などにより、2019年に新病院建設に向けて動き出しました。そして、計画・実施からおよそ3年の歳月を経た2022年4月、最新医療機器や新システムを備え、且つ社会の変化にも柔軟に対応できる新病院としてオープンしました。コロナ禍をきっかけに改めて地域医療の重要性がに認識されている中、本プロジェクトに携わった熊谷組の若手社員にとっても、今回の経験は大きな糧になったに違いありません。

北陸新幹線延伸工事

東海道新幹線の開業から55年の歳月が流れ、今日、その速達性、安全性、そして利便性の進化は目覚ましいものがあります。既に整備新幹線5路線のうち、2つが全線開業を果たし、残り3路線も開業を目指して工事は進行しています。特に首都圏から上越・北陸を経由し、関西圏へと走る北陸新幹線延伸工事は、多くの期待と共に注目を集めています。 　現在施工中のエリアは、石川県・金沢駅から福井県・敦賀駅までの区間です。そのうち熊谷組は、福井県内の4つの高架橋と1つのトンネルを担当しています。それら5つの工事を合わせた延長は約10㎞。これは今回の北陸新幹線延伸工事の総延長のおよそ1割に相当します。熊谷組のこれまでの実積が高く評価されたといえます。

陶朱隠園(タオヂュインユェン)

台湾最大の都市・台北市に建設された、高層芸術住宅「陶朱隠園(タオヂュインユェン)」。建物の最大の特徴は、DNAの二重螺旋構造のようにねじれた、独創的で斬新な外観のデザインです。着工から約5年が経過した2018年7月、建物使用の許可を取得し、いよいよ完成の時が近づいてきました。ここに至るまでは、試行錯誤の繰り返しと難工事の連続でした。世界中を見渡しても、他に類を見ない建物であるがゆえのさまざまな課題。その解決と施工には熊谷組グループの豊富な経験と高度な施工技術が活かされています。