サプライチェーンマネジメント

基本的な考え方

熊谷組グループが健全な事業活動を進めていくため、取引先の皆様とのパートナーシップのもとサプライチェーン全体で協調して取り組んでいくことが重要であると考えています。熊谷組は、かねてより購買管理規定を策定し、取引先選定の際の透明性の確保やリスク管理、環境への配慮に努めてきました。さらに健全な事業活動を推進するために、2021年4月、「調達方針」および「調達方針ガイドライン」を策定しました。

「調達方針」および「調達方針ガイドライン」

熊谷組グループはサプライチェーン上のコンプライアンスの向上や人権、環境の負の影響の停止・是正に努め、パートナー企業、取引先とともにバリューチェーン全体の付加価値向上に取り組んでいます。
また、パートナー企業、取引先には「調達方針」を理解しlた上で「調達方針ガイドライン」を展開し、理解と協力を促しています。

調達方針 調達方針ガイドライン

「調達方針」抜粋

  1. 法令と社会的規範の遵守
  2. 公平・公正な取引
  3. 人権の尊重
  4. 安全衛生の推進
  5. 品質の確保と向上
  6. 環境保全
  7. 情報セキュリティの徹底
  8. 社会貢献
  9. 災害時における事業活動の継続

「パートナーシップ構築宣言」の公表

熊谷組は経団連会長、日商会頭、連合会長および関係大臣等により創設された「パートナーシップ構築宣言」の内容に賛同し、公表しました。
当宣言は、新型コロナウイルス感染症の影響等により、中小企業・小規模事業者に経営環境悪化のしわ寄せが及ばないよう取引適正化等を促進し、大企業と中小企業の共存共栄の関係を構築することを目的として、各企業が(1)サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携(2)親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)の遵守について取り組むことを宣言するものです。

パートナーシップ構築宣言
パートナーシップ構築宣言

協力会社とのパートナーシップ

将来の建設市場の変化に対応できる施工体制の確保、お客様に満足していただける品質の確保を目的として、熊谷組は「熊栄(ゆうえい)協力会」を設立し、2025年4月に10年目を迎えました。
熊栄協力会は、「安全・品質・環境・労務」の更なる向上を目指す協力会社組織で、当社のサプライチェーンにおける安全や品質の向上に大きく寄与しています。
2024年度は、各地で地震や豪雨による浸水被害が頻発する等自然災害の応急復旧・復興を担う我々建設業の社会的な役割を再認識する年となりました。熊谷組と熊栄協力会は、災害時の応急復1日業務に対応するために結成された「KUMA-DECS(クマデックス)」構成会社17社を中心として早々に復旧作業を開始し、1日も早い復興を目指して災害対応に努めています。

リスクと機会

個別課題 未対応時のリスク 機会
サプライチェーン・マネジメントの強化
  • 調達先の違法行為
  • 低価格化競争の発生による産業全体の構造的な疲弊
  • 調達コストの増加
  • 適正な市場の形成
  • 調達コストの最適化
  • サプライチェーンの活性化
Sustainability

サステナビリティ