株主、投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2017年度に終了した前中期経営計画では、“「再生」から「成長」に向けての安定した収益力の確保”を掲げ、“連結営業利益率4%以上の常態化”及び“ROE10%以上”という数値目標の達成を目指してきました。前者については高い水準で上回り、後者のROEも2017年度は増資などの影響で前年を下回ったものの、目標を達成することができました。

中期的な建設市場について、自然災害に備えた防災・減災対策事業や社会インフラの老朽化対策事業、そして東京五輪関連の設備整備事業の拡大など、当面は良好な状態が続くと見込んでいます。
しかし、長期的には人口減少による国内市場の縮小、財政の制約による公共投資の抑制が予測され、建設業界の担い手の減少もさらに加速されると考えています。

このような状況のもと、2017年11月に中長期経営方針を定めました。良質な建設サービスを市場に提供し続け、長期的な成長を実現し、かつ持続可能な社会の形成に貢献していくために、ESGの視点を取り入れた経営を強化してまいります。
その一環として同年同月に住友林業株式会社と業務・資本提携契約を締結し、同社を割当先とする第三者割当による新株式の発行及び自己株式の処分により総額346億円の資金を調達しました。また当社も同社の株式を約100億円で取得しました。

本方針に基づき、2018年3月に「建設工事請負事業の維持・拡大」、「新たな事業の創出」、「他社との戦略的連携」を戦略の柱とする「熊谷組グループ中期経営計画(2018~2020年度)~成長への挑戦~」を策定し、連結売上高4,600億円、連結営業利益330億円というアグレッシブな数値目標を掲げています。熊谷組グループとしてイノベーションを引き起こしていくためには、これまでにないような高い目標に向かって突き進んでいかなければなりません。その基盤づくりとして3年間で600億円規模の投資を実施する計画です。
グループ一丸となって本計画を着実に実行し、さらなる成長へ挑戦してまいります。

株主、投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社熊谷組
取締役社長
さくらのやすのり