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木材を耐火被覆として利用した鉄骨部材「ドレスウッド®」でCFT柱の2時間耐火大臣認定を取得

2026年10月23日

株式会社熊谷組(取締役社長:上田 真)は、耐火被覆として木材を用いた鉄骨部材「ドレスウッド®」でCFT柱※1の2時間耐火構造の国土交通大臣認定を取得しました。本技術は株式会社ホルツストラ(取締役:稲山 正弘)と共同開発したものです。

1. 概要

近年、建築物の木質化・木造化技術の開発により、従来鉄筋コンクリートや鉄骨が主流であった都市部の非住宅中高層建築において、木材の利用が増えています。こうした非住宅中高層建築における木材利用の推進は、脱炭素社会の達成や国内林業の振興等に大きな役割を果たしています。
当社では、鉄骨部材に生体溶解性繊維(AESウール)の断熱材と木材で耐火被覆を施した耐火技術「ドレスウッド®」の開発に取り組んでいます。これまで、ドレスウッド柱・梁の1.5時間耐火大臣認定を取得し、建築物の最上階から数えて9層までの範囲にドレスウッド(柱・梁)を使用することができます。
このたび、CFT柱の2時間耐火大臣認定を取得したことで、建築物の最上階から数えて14層までの範囲に本技術を使用することができるようになりました。過去に取得済みのドレスウッドの耐火大臣認定と合わせ、木材を活用した中高層建築に幅広く使用することが可能になりました。

2. 本工法の特徴

ドレスウッドCFT柱(2時間耐火)の木材厚は最小30mm、断熱材と合わせた正味の被覆厚は最小60mmです。これはドレスウッド柱(1.5時間耐火)と同等の厚みであり、吹付けロックウールに軽量鉄骨による下地材と仕上げ材を施した在来の納まりと比較して、スリムな仕上がり寸法を実現できます。これにより、室内の有効面積を確保しつつ豊かな木質空間を構築することが可能となります。
その他、ドレスウッド柱・梁の1.5時間耐火大臣認定と同様に、表面化粧材に難燃処理木材※2を適用できるため、内装制限に対応することが可能です。

「ドレスウッド®」CFT柱(2時間耐火)の構成
「ドレスウッド®」CFT柱(2時間耐火)の構成

3. 今後の予定

熊谷組は今後も、ドレスウッドの実物件への積極的な採用を進めるとともに、様々な耐火要件に対応可能な様々な部材の開発を計画しています。木材の利活用と耐火技術のさらなる向上を図り、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。

  1. CFT柱:コンクリート充填鋼管柱
  2. 難燃処理木材:難燃剤で燃焼性を抑制し、不燃材料、準不燃材料、難燃材料の性能を付与した木材。

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