熊谷組は事業を通してSDGsのゴールに貢献しています。事業に関連する主なSDGsの目標をご紹介します。
 

目標3 すべての人に健康と福祉を

熊谷組では社員の健康を何よりの経営資源と捉え、本社人事総務部内に統括産業医と保健師を中心とした健康推進室を設置し、全支店の産業医ならびに健康推進担当者が連携して社員の健康を全面的にサポートする体制を整えています。社員や作業員の健康診断受診や現場での週休二日制の推進、喫煙・分煙規制、職場における心と体の健康づくりの推進などに取り組んでいます。

優良な健康経営を実践している法人として、経済産業省と東京証券取引所が創設した「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定を2016年度より5年連続で取得しています。

目標4 質の高い教育をみんなに

人財育成
「自らを高め、未来をつくり、人を支える」、そんな人財の育成を目指して、様々な取り組みを実施しています。2019年4月に熊谷組の育成指針となる「人財育成計画」を策定しました。

現場での取組み
現場周辺の美化運動の実施や地域の社会貢献活動への参加、建設現場を活かした教育環境の提供として近くの小学生を対象とした働く車の見学会や次世代を担う大学生の為の現場見学会、インターンシップの受入れなどに取り組んでいます。

目標5 ジェンダー平等を実現しよう

熊谷組では女性が活躍しやすい現場環境の整備やけんせつ小町の推進などがあります。仕事と結婚、妊娠、出産、育児と両立できる制度も充実しています。
2020年3月:令和元年度「なでしこ銘柄」に選定
2020年10月:NPO法人ファザーリング・ジャパン「イクボス企業同盟」へ加盟
2020年11月:企業のLGBTQへの取り組みの評価指標「PRIDE指標」の「ブロンズ」を受賞
2021年2月:厚生労働省「えるぼし」の3段階目を取得
2021年3月:経済産業省令和2年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選定

目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

カーボンニュートラルを達成し持続可能な社会に貢献するため、バイオマス発電や風力発電を中心とした再生可能エネルギーの実現やバイオマス燃料開発・販売事業を通して脱炭素社会の実現に貢献しています。現場内では仮設照明器具にLED機器を採用したり、太陽光発電による環境表示機の設置などがあります。

目標8 働きがいも経済成長も

熊谷組グループは、事業を行う上で人命尊重を最優先し、高い安全衛生管理水準を維持して、労働災害の防止、健康の増進および快適な職場環境を目指します。
ほかにも熊谷組働き方改革アクションプランを策定し、高い生産性を維持し、長時間労働の是正、年休(有給休暇)の取得促進、柔軟な働きかたの促進に取り組んでいます。

目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう

熊谷組では、インフラの更新や防災・減災・国土強靭化といった分野において総合的な技術力で課題解決をしています。
インフラ大更新分野においては、利益確保のビジネスモデルを確立させ水平展開を図ります。当該分野における工事の大規模化、発注内容の多様化に対応するため、他社との連携を強化していきます。コッター床版を用いた施工については実績が積みあがっており、さらに小型化、簡素化を進めて床版取替工事での優位性を高めていきます。

目標11 住み続けられるまちづくりを

熊谷組では中大規模の木造建築事業、市街地再開発事業に積極的に取り組んでいます。
低炭素・循環型社会の形成に向け、技術開発や提案力を強化を推進します。市街地再開発事業では、事業協力者、特定業務代行者などの役割を果たし、事業の実現を通じて、都市再生への貢献を果たしていきます。現場の取組みとしては、建設資材運搬時のCO2削減アイドリングストップ活動の推進やハイブリッド車両の利用、ZEB認証を得た物件の施工や提案を行っています。

目標12 つくる責任つかう責任

熊谷組では分別排出を徹底することにより廃棄物の削減に努めています。
また、分別の徹底によるリサイクル(Recycle)の推進に加え、廃棄物の発生抑制(Reduce)、廃棄物の再使用(Reuse)を合わせた配慮「3R」を徹底して、最終処分量をゼロに近づけることを目的としたゼロエミッション活動を推進しています。

目標13 気候変動に具体的な取組みを

熊谷組は、2010年よりエコ・ファースト企業として、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しています。2021年2月には、事業活動において使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指すRE100に加盟し、脱炭素化に向けて大きく舵を切りました。
 また、温室効果ガス排出削減の中長期目標を見直して再設定した結果、温室効果ガスの排出量削減に向けた国際的な枠組みであるSBT認定を、同年2月に取得しました。
 目標の達成に向け、重機や車両で使用する化石燃料をさらに削減し、再生可能エネルギーを積極的に導入するとともに、建物の大幅な省エネに貢献する「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の普及促進に取り組むなど、事業活動における脱炭素化をさらに加速させています。

目標15 陸の豊かさも守ろう

現場着手時に行う生態系に関わる事前調査や対策を行い、型枠工事で使用するベニア板や、内装工事などで使われる木材を国産材、地産材を活用するなどの工夫をしています。住友林業との協業に伴う木材利用への促進も図っています。

目標16 平和と公正とすべての人に

熊谷組は、「建設を核とした事業活動を通して、社会に貢献する企業集団を目指す」という経営理念を実現するために、コーポレートガバナンスの実効性を高めていくことを、最も重要な課題のひとつと位置づけています。「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、社内規程や経営会議体を随時見直すなど、業務の適正を確保するための体制を整備し運用しています。 また、金融商品取引法に基づき、「財務報告に係る信頼性の確保」に向けた内部統制の整備・運用について、熊谷組グループ全体で取り組んでいます。

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

熊谷組は2019年5月より、独自の社会貢献活動の仕組み「熊谷組スマイルプロジェクト」の運用を開始しました。
これはマッチングギフトを応用した、社員一人ひとりの取り組みが、さらに大きな社会貢献へとつながる仕組みです。事業所や部署など地域で行う社会貢献活動に参加した社員数を集計し、年度ごとの累計人数に応じた社会貢献費を当社が拠出します。
拠出金は、当社独自の社会貢献活動であるKUMAGAI STAR PROJECTの活動、自然災害発生時の義援金のほか、社会課題に取り組む4つの団体への支援などに充当しています。