建設物の寿命は様々です。数十年から百年を越えるものまでとにかく長い。熊谷組の仕事は建設物を建設するだけではありません。建設計画の立案から、設計、施工、運営、維持管理、リニューアル、立て替え、経験豊富なソリューション技術でマネジメントまで手がけます。建てる前のこと、建てること、建てた後のこと、そして将来のことまで、一緒に考え続ける会社です。

リニューアル
既存建設物を活かしながら、当初建設時よりも機能を上げ、寿命を延ばしてゆく。 作業時間、方法、環境、騒音、振動、粉塵・・・。多くの制約条件が当たり前のリニューアル工事は、新築工事よりも高度な総合的技術力と全てに亘る配慮が求められます。
ソリューション
建設事業に伴って発生する様々な問題。計画段階、施工途中、完成後に亘ってあらゆる可能性を予想し事前に対処することができれば、それは問題ではありません。建設事業に関連する、あらゆる問題への解決力。 熊谷組には総合建設会社として長年培ってきた経験やノウハウがあります。
維持管理
高速道路、橋梁、トンネルなど社会インフラの多くは経年劣化により更新や大規模な修繕が必要な時期にきています。これらの社会インフラを安全・正確、そして効率的に点検する技術は、今最も開発が求められている分野です。
マネジメント
熊谷組は、日本の企業の中で、いち早く海外BOT事業(build, operate and transfer)を手掛け、香港、シドニー、バンコクで道路、鉄道を整備しています。この豊富な海外での実績を我が国のPFI事業(Private Finance Initiative/民間資金等活用事業)でも活かしています。
  • 技術のポイント
    • 「マネジメント」のポイント熊谷組が1980年代に香港初のBOT事業として建設した東部海底トンネルが、2016年8月に30年間の事業期間を終了し香港政府に返還されました。当社はこれに引き続き、返還後の道路の管理・運営・保守事業(Management, Operation, and Maintenance:MOM)に参画することになりました。 MOM事業への参画は、単なる建設工事だけではなく、インフラ維持・更新の面からも社会貢献を可能とするものです。香港において、こうした事業参画は日本企業として初めての試みであり、海外における新ビジネスモデルへの取り組みとして大いに期待されています。

      代表的な技術:MOM事業
  • 代表的な技術