耐震ラップ工法
close「耐震ラップ工法」は、波形に切断加工した鋼板を既設のコンクリート柱の周囲に組立て、柱と耐震ラップ鋼板の隙間にモルタルを充填してコンクリート柱のせん断破壊防止およびじん性能を向上させる耐震補強工法です。人力施工が可能であること、現場非溶接であること等が特徴で平成18年に「既存鉄道コンクリート高架橋柱の耐震補強設計・施工指針 波形分割鋼板巻立て補強編」((公財)鉄道総合技術研究所)を発行して以来、300本を超える柱の耐震補強に適用されています。平成29年には、地下鉄中柱での需要に応えるために、従来適用範囲外としてきた幅広で高軸力下の柱にも対応できるよう適用範囲の拡張を行いました。