STEP工法
closeSTEP工法(インナースクリューを用いた静的締固め工法)は、地震時に比較的緩い砂質地盤に発生する液状化現象への対策工法です。従来の大型振動機を用いたサンドコンパクションパイル工法は、騒音振動規制を受ける市街地や既設構造物近傍での適用が難しいという課題を抱えていましたが、STEP工法は優れた改良効果を有し、かつ、低騒音、低振動の周辺環境に優しい地盤改良技術です。本工法は、ケーシングパイプ内に装備した独立駆動するインナースクリューと、その先端側面から噴射する間欠エアーを併用して、インナースクリューの回転トルクを作用させつつケーシングパイプ内の材料(砂、リサイクル砂、再生砕石等)を強制排出することで、締固め杭を造成します。