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生成AIを活用した「安全支援アプリ」の運用を開始―過去の事故・災害事例を活用し、建設現場の安全管理と若手技術者教育を高度化―

2026年07月01日

株式会社熊谷組(代表取締役社長 上田 真 以下「当社」)は、株式会社EARTHBRAIN(代表取締役社長 小野寺 昭則)が提供する「安全支援アプリ」(以下、本アプリ)を導入し、当社が手がける建設現場での運用を開始しました。
当社は、本アプリにこれまで蓄積してきた事故・災害事例を連携させることで、一般的な法令や公開事例だけでなく、当社の施工現場で実際に発生した事例を踏まえた、より実務に即した安全管理支援を目指します。
これにより、現場における危険予知活動の質の向上、若手技術者への安全教育の充実、安全管理業務の効率化を図ってまいります。

1. 導入背景

建設現場において、事故・災害の防止は最も重要な課題の一つです。近年は、技能労働者の高齢化や担い手不足により、施工技術だけでなく、安全管理に関する経験や知見の継承も大きな課題となっています。
特に、経験の浅い若手技術者が現場管理を担う機会が増える中で、現場写真や作業状況から潜在的な危険を見抜く力をどのように育成するかが重要となっています。また、過去に発生した事故・災害事例は、安全本部等から情報共有されてきたものの、日々の安全活動や教育の場で十分に活用しきれていない面もありました。

2. 概要

本アプリは、スマートフォンやタブレット等で撮影した建設現場の写真をアップロードすることで、AIが現場に潜むリスクを分析し、安全管理業務を支援するWebアプリケーションです。
写真をアップロードすると、AIが主に以下の情報を抽出・提示します。

  • 安全指摘事項:現場に潜む潜在的な危険箇所
  • 対策案:危険を回避・改善するための具体的なアクション
  • 過去の事故事例:類似した状況で過去に起きた事故のケーススタディ
  • 関連法令:指摘事項の根拠となる労働安全衛生法などの法令情報

これにより、現場職員は写真をもとに危険要因を客観的に確認でき、危険予知活動、安全ミーティング、若手技術者への教育、報告書作成などに活用することが可能となります。

図1 安全支援アプリ - 製品イメージ
図1 安全支援アプリ - 製品イメージ

3. 当社データベースとの連携によるカスタマイズ

今回の運用では、当社がこれまで蓄積してきた事故・災害事例をデータベース化活用し、本アプリと連携することで、建設現場における安全意識の向上、リスク要因の早期把握、および事故・災害の未然防止を推進してまいります。
これにより、AIが提示する安全指摘や対策案に加えて、当社の施工現場で実際に発生した事故・災害事例を参考にすることが可能となります。一般的な法令情報や公開事例だけではなく、当社の現場特性や施工実績に即した事例を確認できるため、より具体的で実践的な安全対策の検討につながります。
また、これまで社内に蓄積されてきた事故・災害事例を、単なる記録として保管するだけでなく、現場の安全活動や教育に活用できる知識資産として再活用する点も、本取り組みの特徴です。

図2 過去の事故・災害事例の活用
図2 過去の事故・災害事例の活用

4. 今後の展望

今後は、建設現場での利用を進めながら、現場職員からの意見や活用状況を収集し、運用方法やカスタマイズ内容の改善を図ります。
また、事故・災害事例の継続的な更新に加え、当社独自の安全ルールや安全管理上の知見を反映することで、より実務に即した安全支援の仕組みへと発展させていきます。
当社は、生成AIと過去の安全管理データを組み合わせることで、現場における危険の見落とし防止、安全教育の充実、安全管理業務の効率化を推進し、事故・災害の未然防止に取り組んでまいります。

お問い合わせ先

本リリースについてのお問い合わせ先

株式会社熊谷組 経営戦略本部広報部
電話:03-3235-8155

技術に関するお問い合わせ先

株式会社熊谷組 土木事業本部技術統括部土木DX推進部
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