基本的な考え方

熊谷組グループは、人財を「資本」として捉え、その能力を最大限に引き出すことが中長期的な企業価値向上につながるという考えのもと、人財の確保と育成、それらが健全に機能する職場環境の整備に力を入れています。現在、建設業では若手技術者などの不足、熟練の技術者の退職により、人財減少が深刻化しています。こうした状況を踏まえ、熊谷組では女性活躍の推進はもちろんのこと、高齢者の再雇用制度、ジョブリターン制度を制定し、さらに非正規雇用社員の正社員登用などにも積極的に取り組んでいます。

採用について

熊谷組は、従業員の高齢化や世代間の不均衡を解決し、ダイバーシティを意識した採用活動を行っています。新卒・中途採用については、今後の業績推移等に基づき、5年後、10年後の総社員数・職種・年齢分布などを考慮した採用計画を策定しています。また、2019年度からはジョブリターン制度を運用しています。

結社の自由と団体交渉権の尊重

熊谷組では、結社の自由と団体交渉権を尊重しており、経営者と従業員の間での賃金や制度の見直しなどの対話を行っています。
熊谷組では、社員同士の親睦と福祉の増進および会社と社員との意思の疎通を図り、会社の発展に寄与することを目的として、職員会を設置しています。賃金や制度の見直しをはじめとして毎年、全社員から会社への要望事項を募り、その要望事項について職員会の支部代表者と社長が意見交換を交わす場を設けています。

生活賃金の支援

熊谷組は法令最低賃金を遵守し、物価水準や生活様式に配慮し,賃金の設定に努めています。