熊谷組では社員のウェルビーイングが重要な経営資源の一つと捉え、継続的に従業員の健康増進を図る目的で、本社人事総務部内に統括産業医と保健師を中心とした健康推進室を設置し、全支店の産業医ならびに健康推進担当者が連携して社員の健康を全面的にサポートする体制を整えています。また、社員健康推進計画「心とからだの健康づくりプログラム」を年度毎に策定し、PDCAのスパイラルアップを図った健康推進活動を行っています。
このような取組みは、SGDs のゴール3「すべての人に健康と福祉を」に貢献するなど、熊谷組が持続可能な事業を展開する基盤になり、事業推進の実効性を高めています。
熊谷組は、従業員一人ひとりが心身ともに健康でイキイキと働ける職場環境づくりに取り組み、能力を最大限に発揮することにより、限りある資源が循環し、ひと・社会・自然が豊かであり続ける社会の実現に貢献していきます。

【社員健康推進年度計画 (2023年度)】
① 社員の業務災害防止に向けた取組み
② 労働時間の把握ならびにハイリスク者へのアプローチ
③ 一般健康診断の実施ならびにハイリスク者へのアプローチ
④ ストレスチェックの実施ならびにハイリスク者へのアプローチ
⑤ 個別事例における取組み
⑥ 社員の身体的・精神的・社会的な健康の保持増進に向けた取り組み

当社は、優良な健康経営を実践している法人として、経済産業省と東京証券取引所が創設した「健康経営優良法人」の認定を取得しています。
今後は社員だけではなく、当社の現場で頑張る作業員の方々への健康施策も強化していく予定です。

ハイリスク者への取組み

社員の健康診断結果はすべて産業医による入念なチェックが行われ、フォローが必要な社員には受診・面談の勧奨ならびに継続的なサポートを行っています。また、長時間労働による脳・心臓疾患やメンタルヘルス不調を防止するため、対象者への疲労蓄積度チェックと希望者への産業医面談を毎月欠かさず実施しています。その他にも、海外、震災復旧現場など特殊な環境下にある職場に対しては産業医による訪問や社員面談などによる特別なフォローアップを行っています。

メンタルヘルスに関する取組み

メンタルヘルスに関わる取り組みとしては、ストレスチェック、社員研修(セルフケア&ラインケア)、職場復帰支援等、一次予防から三次予防まで幅広く活動を行っています。また、社員の健康意識向上および相談しやすい雰囲気づくりを目的として、健康通信や社員健康インタビューの定期配信、健康講演会やウォークラリーを始めとした各種健康イベントの実施等を行っており、社員からは運動習慣が改善しただけでなく職場の雰囲気が良くなったなどの声も聞かれています。