新基幹システム導入による業務改革
新基幹システム(建設WAO)の導入と運用成果について
「建設WAO」は、建設業界のニーズに特化して開発された統合システムで、見積・契約・請求・原価管理までの業務を一元化し、全プロセスを電子化します。
2024年4月からは新規工事において建設WAOでの稼働を本格的にスタートしています。
並行して進めていた旧システムからの移行も順調に進捗し、2025年度以降はすべての工事が建設WAOで運用されます。
また、取引先との請求書処理においては、年間平均99.6%という非常に高い電子化率を達成しており、当社のデジタル推進力の高さを裏付ける成果となっています。

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データの即時反映
- データを入力すると、関連するすべてのシステムに即時に反映されます。迅速な経営判断や意思決定に寄与します。
- 問題の未然防止や早期発見が可能となり、業務の円滑な進行をサポートします。
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ノウハウの自動算出
- データベースの一元化によって蓄積されたデータを活用し、基幹業務のノウハウを自動的に算出します。
- これにより業務の高度化が実現され、効率向上に寄与します。
末締めの実現とその効果
これまで当社は、15日を締め日として業務を実施していますが、一般的に官公庁や発注者では締切を末日としていることが多く、様々な調整作業が発生しています。
月末日(決算日)と締日の差異は、当社および取引先において必要な調整(半月調整等)を実施しているのが現状であり、これらの業務を廃止することがこの施策の狙いです。
決算における半月出来高算定業務を廃止する
- 半月出来高の未払会計上の廃止
- 半月出来高に係る各種調整業務を廃止
工事収支・決算の精度が向上する(工事収支≒決算値)
- 当月予定の入力が不要となり、実績値を活用することができる
今後の展望
あらゆるデータを基幹システム(建設WAO)に集約し、IT技術を駆使して新たな経営基盤を構築していきます。さらに、人の英知とAIを融合させることで、先進的な発想と創造力を備えた人財の育成と、強い組織づくりを推進してDX先進企業を目指します。
