群馬銀行よりサステナビリティ・リンク・ローンで資金調達

2021年09月30日

株式会社熊谷組(本社:東京都新宿区、取締役社長:櫻野 泰則 以下、当社)は本日、株式会社群馬銀行(以下、群馬銀行)とサステナビリティ・リンク・ローン(以下、SLL)借入契約を締結しました。
  
SLLとは、借り手のSDGsやESG戦略に整合した取組目標であるサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットを設定し、その達成状況に応じて、金利等の融資条件が変動する仕組みのローン形態です。
 
当社グループは長期的な成長を実現し、かつ持続可能な社会の形成に貢献していくため、「ESGの視点を取り入れた経営の強化」(2017年11月)を示し、「ESG取組方針」(2019年4月)の策定し、当社グループが長期的に事業を展開する上での「重要課題」を抽出し、関連するSDGsの目標を明確化しています。
2021年5月に発表した中期経営計画(2021〜2023年度)の中で長期構想を示したことを受け、事業活動とSDGsの関連を整理し、ESG取組方針に即したKPIの一つとして「2024年3月までに国内再生可能エネルギー事業運営件数5件の達成」を設定しました。
 
今回組成したSLLはこのKPIを対象としてパフォーマンス評価され、当社が目標を達成すると、インセンティブとして金利が引き下げられる仕組みになっています。当社は各会計年度末時点の再生可能エネルギー事業運営件数を報告し、群馬銀行がそのパフォーマンスを評価します。 

当社は2010年に環境大臣が認定する「エコ・ファースト制度」の外部認証をゼネコンで初めて取得するなど、環境課題が事業に与えるインパクトをかねてより認識し、継続的にESGの取り組みを進めています。先述の「中期経営計画」でも主要な非財務目標として評価指標・数値目標を掲げるなど、環境課題への積極的な取り組みによりサステナブルな社会の実現に寄与し、企業価値を向上させていく考えです。


※本契約は、(株)格付投資情報センター(R&I)から、サステナビリティ・リンク・ローン原則への適合性および設定した目標の野心性や意義について第三者意見を取得しています。詳細は以下のR&Iによる評価レポートをご参照ください。

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