災害時の迅速な応急復旧業務に備える チーム「KUMA-DECS」を結成

2018年11月22日

株式会社熊谷組(取締役社長 櫻野泰則)は、熊栄協力会の土木系専門工事会社17社と協力し、災害時の応急復旧対応チーム「KUMA-DECS(クマデックス)」を結成しました。
※DECSは以下の言葉の頭文字を組み合わせた呼称です。
 Disaster(災害)、Emergency(緊急)、Construction work(建設作業)、
 Support(救援・支援)

1.設立の目的

当社はすでに、当社の協力会社で構成する熊栄協力会との間で「災害時における応急復旧業務の協力に関する協定書」を締結し、地震や豪雨、洪水、地すべり、暴風、豪雪などによる自然災害や大規模火災の応急復旧に備えた体制を整えています。
 このたび発足した「KUMA-DECS」は、ここ数年にわたって発生頻度が増加し、被害も甚大化している自然災害の現状をふまえ、当社と協力会社がより緊密に連携し、全国どこでも発生しうる災害に、迅速に対応するために結成したものです。

2.「KUMA-DECS」の概要

「KUMA-DECS」は、熊栄協力会の土木系専門工事会社のうち、災害発生直後に迅速な機動が求められる建設重機や無人化施工オペレーターなどの保有会社17社(発足時)で構成されています。チームは担当地域別に東日本ブロック(7社)、中日本ブロック(5社)、西日本ブロック(5社)で編成。発災時には、あらかじめ定めたリーダー会社(平時は事務局を兼務)が中心となり、国や自治体・インフラの施設管理者などからの出動要請を受けた当社と連携し、資機材の手配や会社間の調整など、応急復旧工事への対応体制の立ち上げを迅速に進めます。
 また、平時においては、無人化施工オペレーターの養成を行い、熟練オペレーターの技能を次世代へ継承するとともに技能保有者の増員を図る予定です。

「KUMA-DECS」
「KUMA-DECS」

2018年11月21日には、熊谷組本社(新宿区津久戸町)で「KUMA-DECS」の発足会が行われ、当社の嘉藤 好彦 専務取締役土木事業本部長をはじめ、チームメンバー企業の関係者らが出席。災害時の応急復旧業務が建設業の重要な役割のひとつであることを再確認し、人々の暮らしを守り支えることをあらためて誓い合いました。