「ZEBプランナー」の登録のお知らせ

2018年09月27日

株式会社熊谷組(取締役社長 櫻野 泰則)は、平成30年度ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業の一環として、一般社団法人 環境共創イニシアチブ(略称:Sii)が公募する「ZEBプランナー」に申請し、8月31日に登録されましたのでお知らせいたします。

※ZEB(NET Zero Energy Building)
ZEBとは建築物における一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、エネルギーの面的利用、オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物(経済産業省:『ZEBの実現と展開に関する研究会』報告書)

1.ZEBプランナー登録の背景

 ZEBの実現・普及は、我が国のエネルギー需給構造の抜本的改善の切り札であり、政府のエネルギー基本計画における政策目標を達成するために重要な取り組みのひとつとなっています。 当社は2010年に建設業界で初めてエコ・ファースト企業として認定され、「低炭素社会」の構築(CO2排出量の低減)、「循環型社会」の形成(3Rおよびグリーン購入の推進)、「自然共生社会」の推進(生物多様性保全)の3項目を軸として環境保全に取り組んできました。

 こうしたことを踏まえ、引き続き「エコ・ファーストの約束」に取り組みながら、2018年3月に発表した中期経営計画に掲げる『自然との調和のとれた人間活動の場を構築』を実現すべく、環境課題への取り組みをより強化し積極的に進めるため、ZEBプランナーの登録に至りました。

2.ZEBプランナーの活用

ZEBの実現には、空調負荷等を抑制する建築計画に始まり、高効率な設備システムの構築、さらにはその運用までを考慮した一気通貫での対応が必要です。当社では、ZEBプランナー制度を活用し、お客様への積極的な展開を図り、基本計画から一貫してお客様に省エネルギーや環境配慮に係るサービスを提供し、ZEBに代表される環境配慮建築物を社会に実現してまいります。

3.今後の展開

当社独自の取り組みとして、快適性・生産性の向上と環境配慮を両立させる木化建築を取り入れたZEBを目指します。その実現のため、今後は要素技術の研究・開発に注力し、当社のオリジナル技術を取り入れることによって、新たな価値を付与した木化建築を創出してまいります。 その具体的な先進事業として、現在つくば市にある当社の技術研究所内にZEBを計画しております。

4.登録情報

登録番号 ZEB30P-00012-PGC
登録種別 設計/設計施工/コンサルティング