屋内自立歩行支援機が完成 第45回「国際福祉機器展」に出展しました

2018年10月19日

 熊谷組グループは、東京ビッグサイト(東京都江東区)で10月10日から12日まで開催された第45回「国際福祉機器展」にブースを出展し、屋内自立歩行支援機器「フローラ・テンダー」の新製品を展示しました。
 「フローラ・テンダー」は、つえや介助があれば歩行できるが転倒の心配がある人や、ひざの痛みなどで立ち座りや歩行に苦痛を感じる人を対象にした自立歩行を支援する機器です。車いすと同程度(幅66cm)のサイズで、自宅内を自由に歩け、電動アシストで立ち座りをサポートします。在宅で家族に頼らない自立生活を支援することを目的としています。

展示ブースには多くのお客様にご来場いただきました
展示ブースには多くのお客様にご来場いただきました

 今回出展した「フローラ・テンダー」は、昨年9月の発表から体験されたお客様の声などを受けて仕様を改良しました。また、機能の見直しにより体重の免荷機能を外しました。  高さ108~128センチ、奥行き82・5センチ、重量約40キロで、廊下でも旋回が可能です。
 発売は19年4月を予定、目標販売価格は約35万円、 販売元はグループ会社で開発製品を扱う株式会社ファテック(東京都新宿区 青野 孝行 社長)が担当します。介護保険法が適用されるレンタル事業や、病院や介護施設など法人向けのリース事業を予定しています。今後は、リハビリテーションに使えるように免荷機能を搭載した仕様の開発も視野に入れています。

 また、使用者の体や生活の状況に応じた住宅改修は、熊谷組グループで建築リニューアルを手掛けるケーアンドイー株式会社(東京都新宿区 岩間 和久 社長)が行い、グループ各社が連携して、福祉分野への対応を強化していきます。

屋内自立歩行支援機器「フローラ・テンダー」
屋内自立歩行支援機器「フローラ・テンダー」