新年のご挨拶

2018年01月01日

 平成30年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 震災により、今もなお復興の道を歩んでおられる被災地の皆様、また未曾有の豪雨や台風によって甚大な被害にあわれた皆様に対しまして心よりお見舞い申し上げます。
また、日頃よりご愛顧いただいている皆様に対しまして、厚く御礼申し上げます。


 本年1月、熊谷組は創業120周年を迎えました。
 これもひとえに、お客様や株主様、お取引先企業様をはじめ、長年にわたりさまざまな形で当社を支ええてくださった皆様のおかげであると、心より感謝し、かさねて御礼を申しあげます。
 1898(明治31)年、福井で石工を営んでいた熊谷三太郎が、全国で三番目、北陸では初となる水力発電所「宿布発電所(福井市宿布町)」の水路建設工事を請け負い、当社は建設会社としての第一歩を踏み出しました。以来、当社は建設事業を通して日本の近代化と戦後の復興、そして高度経済成長へと、広く社会の発展に尽力してまいりました。
 バブル経済崩壊後は、大変なご心配をおかけいたしましたが、多くの皆様に支えられて再建を果たし、いまは新たなる熊谷組へと飛躍するべく、その歩みを着実に進めているところです。


 来るべき次の時代にも、お客様や社会から必要とされる企業であるために、当社は「お客様に最高の感動をお届けする『建設サービス業』の実現」を目指してまいりました。そして昨年11月には、今後の経営方針を示す中長期経営方針を発表しました。その方針で当社は、長期的な成長と持続可能な社会の形成に貢献すべく、ESG(Environment,Social,Governance)の視点を取り入れた経営を強化することとし、
①本業である建設工事請負事業における技術力・提案力の強化と競争力の拡大、
②新たな事業創出への取り組みの強化、
③他社との戦略的連携による事業領域の拡大
の三つを掲げました。
 私たちは50年後、100年後へと続く企業グループであり続けるべく、全グループ会社が一丸となって、一層の努力をしてまいる決意です。


 皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申しあげます。

平成30年1月1日

株式会社 熊谷組
代表取締役社長