意欲のある女性が活躍しやすい制度へ!特定職(一般職)を廃止し、地域総合職と統合

2015年03月27日

 株式会社熊谷組(取締役社長 樋口 靖)は人事制度を改定し、平成27年4月から現行の特定職(一般職)を廃止し、地域総合職と統合して「エリア職」として登用することとしました。これにより、本人の希望に応じた多様な働き方が可能となり、女性が意欲と実力をより発揮して活躍できる制度となります。

1.導入の背景

 内閣が推進する「すべての女性が輝く社会づくり」の政策では、6つの柱のひとつとして職場での活躍の促進が掲げられており、社会・経済の活性化のためにも、その実現に向けた取り組みが一層重要なものとなっています。
当社では、特定職は定型的、補助的業務を中心に担当するものとして位置づけられていました。特定職の中で、さらなる上位職層を目指したい意欲と実力のある者には、総合職へのコース変更の道が用意されていますが、転勤ができないなどの本人の事情もあり、希望者が少ないのが実情でした。

2.新制度の概要

 今回、当社が導入する「エリア職」は、これまで特定職にはなかった管理職層と担当職層との選択が可能となる仕組みを設け、本人の希望に応じた、より多様な働き方に対応できるようにしました。
 管理職層への登用は、入社後、一定の年次で本人の希望を確認し、希望者の中から人事評価・面接等の審査をへて、登用条件をクリアした者が昇格する仕組みです。昇格後は役職に見合った権限と責任と持ちながら職務の幅を広げて活躍し、賃金などの処遇は総合職に近い水準になります。
 また、管理職への昇格後は、転勤のある総合職へコースを変更してさらなるステップアップを目指すことが可能であるだけでなく、育児や介護などの事情によって転勤のないエリア職に戻ることもできるなど、本人の希望する働き方に応じたコース選択ができる柔軟な制度となっています。

3.今後の取り組み

 意欲の高い社員は大勢おり、その意欲と実力に応じた活躍の場を提供するため、人事制度と職場環境の両面から、女性が働き続けやすい企業となることを目指してまいります。
 また、今回の人事制度の改定では、この「エリア職」の導入のほか、4月からの総合職大卒初任給の引き上げ(210,000円から220,000円へ)に併せ、賃金改定や総合職管理職層の役割給の見直しを行う予定であり、全体で平均しておよそ1.6%の昇給率となる見込みです。

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 株式会社 熊谷組 広報部
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