仙台空港一部再開 当社が復旧作業を行いました

2011年04月14日

 3月11日に発生した東日本大震災の影響で、民間機の使用が不能となっていた仙台空港の運航が4月13日、一部再開しました。
  東日本大震災の巨大津波により同ビルは中2階まで浸水し、流れ込んだがれきで壁が壊れたり、ガラスが割れたりしました。建物自体の大きな損傷は免れたものの、地下と地上1階が全滅状態でした。
 当社は仙台空港新旅客ターミナルビル工事(1997年竣工)を担当しており、この事態にいち早く駆けつけ、アメリカ軍・自衛隊と協力し、昼夜に亘り復旧作業に取り組みました。1階の国内線スペースを優先的に復旧し、発電機や仮設トイレを設置することで早期の部分開業と旅客サービスの再開ができました。

 13日早朝、初便が羽田空港を離陸し、午前8時に仙台空港に到着しました。大勢の報道陣・空港関係者が乗客を出迎えました。

再開した到着ロビー

一番機到着 機体やコックピットには「がんばろう日本」の文字

竣工当時の仙台空港

発 注 者●仙台空港ビル(株)
設 計 者●(株)日建設計・ヘルムース オバタ カッサバウム インク 共同企業体
構造規模●鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造 地上4階、地下1階
延床面積●44,131m2