協力会社とともに

熊栄協力会

熊谷組では、協力会社との連携と協力体制の更なる強化と、協力会組織の効率的な運営を行うため、従来の協力会社組織である「熊谷組安全衛生協力会」「熊土会」「熊建会」の三会を統合し、2016年4月から新たに「熊栄(ゆうえい)協力会」を設立しました。
 
 

熊栄協力会の活動

2016年4月、「安全・品質・環境・労務」の更なる向上を目指す協力会社組織として「熊栄(ゆうえい)協力会」が発足しました。

これまで、当社で組織された協力会には、安全衛生管理の向上を目的とする「熊谷組安全衛生協力会」と、施工品質の向上を目的とする「熊土会」「熊建会」があり、それぞれが独自の活動を行い、当社の“ものづくり”における安全や品質の向上に大きく寄与してきました。
 
近年は、建設技能者の減少に伴う担い手の確保と育成、若い世代にとって魅力的で、女性にも働きやすい職場づくり、将来の建設市場の変化にも対応できる施工体制の確保なども新たな重要課題となってきています。こうした課題を乗り越え、将来にわたって当社と協力会社が協力してお客様にご満足いただける“ものづくり”をお届けしていくには、お互いの連携と協力体制の更なる強化、組織の効率的な運用が必要不可欠となってくるため、「安全・品質・環境・労務」について相乗効果を発揮できる組織づくりを行い、設立にいたりました。
 
 

熊栄協力会の概要

熊栄協力会会員は当社と専門工事請負契約を締結した協力会社で、正会員と準会員とで構成された全国組織となっています。

熊栄協力会組織図

パートナー企業群としての効果

(1)高いレベルでの活動を維持して相乗効果を発揮
これまでは三つの会が「安全・品質・環境・労務」について、それぞれの役割に応じて独自に深化させてきました。熊栄協力会では、そうして培われてきた各分野に特化した活動を継承しつつ、QCDSE全般を評価し、教育・研修を実施することによって情報を共有、会員各社のレベルアップや当社とのパートナーシップの強化を図り、ステークホルダーの皆様に更なる安全と安心をお届けします。

(2)相互交流による会員各社の意識改革と収益向上
土木系、建築系といった業種の垣根を超えた交流を図ることで、現場間での協力会社の流動化を促し、建設技能労働者の需要の変化にフレキシブルに対応できる素地を醸成することで協力会社の収益向上につなげます。

 (3)新たな課題への取り組み効果の向上
担い手の確保・育成においては、会員各社のリクルート活動の支援、若年者や女性に魅力ある職場づくりなどを推進し、建設技能者の処遇改善においては、熊谷マイスター制度の推進、社会保険加入・建退共等退職金制度の促進などの取り組みを行い、活動の成果を効果的に発揮しやすくします。
 
 

災害時の応急復旧対応チーム「KUMA-DECS(クマデックス)」

熊谷組は、2018年、災害時の応急復旧対応チーム「KUMA-DECS(クマデックス)」を結成しました。
「KUMA-DECS」は、熊栄協力会の土木系専門工事会社のうち、災害発生直後に迅速な機動が求められる建設重機や無人化施工オペレーターなどの保有会社17社(発足時)で構成されています。チームは担当地域別に東日本ブロック(7社)、中日本ブロック(5社)、西日本ブロック(5社)で編成。発災時には、あらかじめ定めたリーダー会社(平時は事務局を兼務)が中心となり、国や自治体・インフラの施設管理者などからの出動要請を受けた当社と連携し、資機材の手配や会社間の調整など、応急復旧工事への対応体制の立ち上げを迅速に進めます。
 
 

活動方針

熊谷組と熊栄協力会会員相互が良きパートナーとして連携協力しながら、QCDSE全般にわたり活動し、良好な職場環境づくりを推進。

活動目標

1.安全成績 度数率0.5以下
2.施工中の重大な品質事故 0件
3.施工中の重大な環境事故 0件

活動計画基本事項

安全(S):安全衛生管理活動

(1)繰り返し類似災害・事故防止
(2)システム運用の徹底
(3)安全衛生教育の充実

「職長等能力向上教育」
(講師を派遣し「職長等の能力向上教育」を実施)

品質(QC):品質確保・生産性向上活動

(1)現場における良好な取組み事例の紹介
(2)品質チェック体制の強化
(3)工種別分科会活動の活性化
 ※工種別分科会は「躯体(土木・建築)」「仕上げ」「電気・設備」「ICT」4つの分科会で構成。各々模範となる現場を選定し、現場視察及び意見交換を行い、良好事例収集、展開を図ることで、現場の品質確保・生産性向上、会員各社の自主管理能力の向上に繋げていくことを目的としています。

「ICT研修」
(ICT技術に関する研修会を実施)

環境(E):環境保全活動

(1)環境に配慮した事業活動により社会へ貢献
(2)低炭素社会活動の推進
(3)循環型社会の推進
(4)自然共生社会の理解

労務(D):担い手確保・育成並びに技能者の処遇改善

(1)熊谷組働き方改革アクションプログラムの連携推進
(2)各種助成金制度の情報提供と活用
(3)建設キャリアアップシステムの普及促進
(4)社会保険加入の促進
(5)退職金制度(建退共・中退共)の加入促進

2020年度の活動

熊谷組の協力会社で組織される「熊栄協力会」は、859社(2021年4月1日現在)がパートナー企業として共に活動しています。

2020年度は、新型コロナウイルスの影響により、熊栄協力会の活動が大きく制限されました。支部横断型の工種別分科会活動や本部主催の研修会、勉強会などの開催は見送りましたが、新たな取り組みとしてリモートで支部ヒアリングを実施するなど、感染拡大防止に配慮した活動を展開し、各支部の活動についても継続して行いました。
 熊栄協力会では、建設業の喫緊の課題である担い手の確保・育成に向けた働き方改革・週休二日制推進のためのアンケートを実施し、現状の課題を分析・共有することで建設技能労働者の労働環境の改善施策に取り組みました。さらに日本語・英語・中国語・ベトナム語・インドネシア語で「作業員基本教育ポケット版」と安全ポスターを作成し、作業所で働く外国人作業員の働きやすさと安全に配慮しています。


 

2021年度の活動

品質確保や生産性向上をテーマに、現場での活動状況を発表していたモデル現場活動発表会を、良好事例発表会へと名称変更しました。これまで以上に、現場や支部活動での良好事例に焦点をあてた発表会へと進化させ、活性化を図っていく予定です。

引き続き、建設業界の命題である技能者賃金水準の向上、週休二日実現の推進、建設キャリアアップシステム※の普及、業務の効率化を進めるためのシステムの導入・運用、電子商取引の促進、外国人労働者を巡る新たな制度(特定技能制度)の対応など様々な課題に取り組みます。

※建築キャリアアップシステム・・・技能者一人ひとりの就業実績や資格を登録するシステム