- トンネル
平成30-32年度日下川新規放水路(吐口側)工事
発注者 | 国土交通省四国地方整備局 |
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竣工 | 2023年 |
構造・規模 | トンネル 本坑:L=2,280m 作業坑:L=185.5m 代表掘削断面積:A=54.7m2 覆工,インバート:L=828.5m 補助工法:AGF工 パイプルーフ工 鏡ボルト工 水抜きBor 注入式FP ・築堤・護岸工 河川土工:1式 地盤改良工:1式 接続ます:1式 導流路工:1式 通気孔:1式 護岸工:1式 |
所在地 | 高知県 |
用途 | 河川放水路 |
一級河川仁淀川支流の日下川流域で度々発生する水害対策として、仁淀川床上浸水対策特別緊急事業が着手され、3本目の放水路として、新日下川放水路の整備を行いました。
トンネル延長5,130m、幅員7m、内空断面積36㎡のトンネル放水路は四国最長になります(そのうち2,280mを当社施工)。
トンネル周辺の地山は付加体地質で、さらに破砕帯や低土被り部および湧水帯等の施工難渋区間を効率的に掘削するといった課題がありましたが、機械改良型スリップフォーム工法やセミオートドリルジャンボ等、i-constructionを積極的に活用することで安全かつ効率的な作業を実現しました。
竣工後は日本最大級の水路トンネルとして、水害と闘ってきた歴史や水と共生する暮らしを楽しみながら学ぶことを目標に、インフラツーリズムとしても有効活用されています。