新年のご挨拶

2020年01月01日

取締役社長 櫻野泰則

 2020年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。

 震災により今も復興の道を歩んでおられる被災地の皆様、そして予想をはるかに上回る自然災害によって甚大な被害に遭われた皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。

 また、日頃よりご愛顧いただいている皆様に厚く御礼を申し上げます。

 近年の建設市場に対する見通しは、2020年の東京オリンピック以降も、安心安全な国土づくりに向けた公共投資の継続や都市開発関連投資、堅調なインバウンド需要、更には大阪万博、IR誘致に伴う各種プロジェクト需要などによって、一定の需要が見込まれる流れにあります。

 しかしながら長期的には、少子高齢化に伴う人口の減少や財政の制約による公共投資の減少により、国内の建設市場は縮小に向かうというのが共通の認識です。

 そのような経営環境の中で、当社は将来のいかなる市場の変化にも対応すべく準備を進めております。そのひとつとして当社は、一昨年3月に「建設工事請負事業の維持・拡大」「新たな事業の創出」「他社との戦略的連携」を柱とする中期経営計画(2018~2020年度)を策定し、取り組んでおります。

 その最終年度となる三年目の今年は、計画に掲げた目標の確実な達成とともに、事業活動を通した社会課題の解決への取り組みを深化させてまいります。また、5年後、10年後の更なる飛躍に向けた成長の「種」を着実に育み実績を積み重ねる年でもあります。目先の市場環境や短期的な業績に浮沈に浮き足立つことなく、将来を見据え、気を引き締め邁進してまいります。

 皆様におかれましては、本年も変わらぬご支援とご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

2020年1月1日

株式会社 熊 谷 組
取締役社長