地域社会との関わり

熊谷組は、建設事業を展開している海外にて、ゼネコンならではの社会課題解決への取り組みとして、2015年からミャンマーでの学校校舎建設にNPOと協働して取り組んできました。
ミャンマーでは、教育水準を国際的なレベルに向上させるため、学校環境整備を重点事項として教育改革に取り組んでいますが、現在も学校の教室が足りずに進学を断念するなど、厳しい環境で学んでいる子どもたちがいます。

そこで、熊谷組の施工現場周辺の教室不足状況などを調査し、これまでにティライン小中学校およびテピュチャウン小中学校の校舎建設に携わりました。
建設後も、NPO を通じて書籍の詰まった図書棚を進呈したり、学校環境を豊かなものにするための壁画イベントを開いたりと交流を続けています。

今後も、当社から小さな幸せの輪がひろがる事を願いつつ、地域に根差した活動として取り組んでいく予定です。

ウォールアートイベントの様子
竣工式
完成した校舎

地域への貢献

熊谷組の本社(東京都新宿区津久戸町)に隣接している新宿区立津久戸小学校と一緒に環境学習などに取り組んでいます。
熊谷組の社員が先生となって環境学習を実施しています。2年生では「もったいない!」をテーマに、レジ袋削減のため、児童一人ひとりがマイエコバッグを作成します。3年生は「地域を知る」をテーマに、児童全員が先生と一緒に熊谷組本社ビルの屋上に上がり、東西南北の方向にどのような建物や施設があるかを学習します。4年生には、地球温暖化や生物多様性などについての説明と体験学習を行っています。
また、6月と12月には熊谷組グループ社員と合同で小学校周辺から飯田橋駅前エリアの清掃活動を実施しています。7月初旬には、本社ロビーに展示しているホタルビオトープ※でホタル観賞会を開催し、津久戸小学校の児童や津久戸幼稚園の園児とそのご家族を招待しています。

新宿区の小学校で開催される「まちの先生見本市」には、熊谷組グループとして毎年参加しています。第18回の2019年は、区立花園小学校で開催され、環境をテーマにワークショップや体験学習を行いました。

※ ホタルの卵から羽化までの生育に適した土壌環境、水環境の創出を通してホタルの棲める環境づくり(ホタルビオトープ技術)の普及展開を進めています

小学生と清掃活動を行っています