社員インタビュー【設備設計】

建造物のインフラ設備を設計し

利用者の安全性と

快適性を守るのが

「設備設計」の使命。

鶴井 将人

本社環境設計部 環境設計第1グループ 
2013年入社

設備設計1
経歴
2013年に設備設計として入社。現場研修で施工管理を半年間経験した後、現在まで約11年間、本社環境設計部で設備設計に従事する。建物の給排水や空調設備などを設計する設備設計では、これまで20件以上の物件を担当。大学時代は機械システム工学科を専攻していたため、入社時は建築や設計に関する知識はまったくなかったが、その後の努力と先輩などのフォローにより知識や技術を習得。現在は、係長として組織力の強化や後輩育成にも力を注いでいる。
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熊谷組を選んだ理由

設備設計2

大学時代は機械システム工学科を専攻していたので、最初は機械メーカーや自動車メーカーへの就職を考えていました。しかし、大学で行われた会社説明会でゼネコンへ就職した先輩の話を聞き、大きな建造物を造る仕事の魅力に衝撃を受けました。スケールの大きな建設業にその時は理解が追いつきませんでした。

そこから大きな建造物を造ることにあこがれを持つようになり、さらに、その先輩も自分と同じで機械システム工学科からゼネコンへ就職したと知りました。そのことが自分の背中を後押しして、「自分もゼネコンに行くんだ」と方針転換しました。当時ゼネコンの仕事に関する知識はほとんどありませんでしたが、自分が建造物を造ることをイメージした時に自身の気持ちが高まるのをはっきりと感じ、その気持ちを大切にしたいと思いました。

ゼネコンを対象に就職活動を行う中で、熊谷組は知識が少ない状態で入社してもフォロー体制が整っていそうな環境だと感じました。また、早い段階で仕事を任せてもらえる社風も魅力的でした。これらが決め手となり、熊谷組への入社を決めたのですが、実際に入社後は、面接で感じたとおり、新入社員研修や普段の仕事でもサポートしていただき、フォロー体制は整っていると感じました。

入社直後は知識が少なかったので、床を意味する「スラブ」などの建築用語を聞いてもすぐには分かりませんでした。業務で分からなかったことは、もちろん自分で調べますが、それでも解決しないときは積極的に先輩に聞きに行き、現場で得た知見をすぐに吸収するなどの自己研さんを意識したことで、円滑な仕事ができるようになりました。

今の仕事について

設備設計3

建造物の設計は、「意匠・構造・設備」の3種類に分類できます。「意匠設計」は外観や内部デザインを造り、「構造設計」は構造物として物理学的に成立させるための安全性や耐震面などを考えます。そして「設備設計」は電気や空調、給排水設備などのインフラの設計です。

これらの特徴から、意匠設計は「姿やかたち」、構造設計は「骨や筋肉」、設備設計は「頭脳や血管」と例えられることもあり、設備設計は「建物に命を吹き込む」仕事とも呼ばれています。

そんな設備設計の仕事をする上で、入社直後の現場研修で配属されたホテルの建設現場は印象的でした。設計は建造物を造る上でのスタート地点であり、その後の工程には多くの人が関わります。実際に現場で作業する職人さんたちの姿を目にしたことで、彼らが作業しやすいよう、より具体的で分かりやすい設計をしようという気持ちが生まれるきっかけとなりました。現場作業の大変さを肌で感じられる貴重な経験ができたことが、現在の設備設計の業務にも活かされていると実感しています。

このホテルの建設現場は自分の原点でもあるため、完成後に何度かホテルを訪れています。他にも実際に自分が関わった施設を利用することはありますが、仕事柄どうしても「使う人の快適性が損なわれていないか」という視点でも見てしまいます。

設備設計のやりがい

設備設計4

設備設計の仕事のやりがいは、利用者の安全性・快適性に貢献できることです。例えば、「夏は涼しく、冬は暖かい」というような、利用者にとってあたりまえの環境になるよう、インフラ設備を設計しています。自身が設備設計を担当した建造物の利用者より「不快じゃない」という言葉をいただくと、非常に嬉しく思います。

また、設備設計の仕事は、お客様やメーカー、施工業者など多くのステークホルダーと会話をしながら仕事を進行する場面が多いため、時には、お客様の要望と現実の乖離(かいり)が大きいこともあり、落とし所を見つけるのが大変なこともあります。そんな状況でも「お客様の要望の本質は何か」を理解するように努めて、最適解を見つけられた時にはものすごい達成感を得られます。

設備設計5

係長として意識していること

建造物の複雑化が進んでいる現代では、設備設計に求められるスキルも高まっています。だからこそ熊谷組社員ひとりひとりのスキルアップは必須です。たとえば、現在は世界的に脱炭素に向かっているので、エネルギーのことも考慮して設計しなくてはいけませんが、お客様の要望とエネルギーのバランスを考えて設計するためには、社会的な動向に目を向けて情報をキャッチする必要があります。私は社外の環境やエネルギーに関する委員会にも属しているので、そこで得た最新の情報をチームメンバーにも共有しています。

また、後輩の育成においては、働きやすい環境作りを意識しています。分からないことはすぐ聞ける環境であることが大切なので、あえて自分の悩みや失敗も積極的に話し、気軽に相談できる雰囲気を作るようにしています。

私が知識ゼロからのスタートで分からないことだらけだったように、後輩も分からないことが多くて不安だと思うので、他愛(たあい)もない会話で相談できる環境が理想です。

他にも、仕事をスムーズに進めるには、個人ではなくチームで協力することも不可欠だと考えているので、誰か一人が仕事を抱えて残業することがないよう、仕事に関する情報は共有し、皆で早く終わらせる体制を整えています。

SCHEDULE

1日のスケジュール

出社
社外でお客様との打ち合わせなど

休憩
社内打ち合わせ

メーカーとの打ち合わせ
担当物件の現場監理
退社

就活生へのメッセージ

設備設計6

とにかく後悔のない就職活動を行ってください。

熊谷組のようなゼネコンもあれば、関連する事業者など、多くの選択肢があります。業界と企業をよく研究して行動すれば、理想の就職先と出会えると思います。

もし熊谷組で働くことになった場合には、一緒に頑張りましょう!

  • 所属・役職・内容は取材当時のものです。

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