社員インタビュー【国際部門/経理】

入社時から目指す海外常駐、

国際経理として

世界で活躍する日本人に。

田村 知也

国際管理部 国際経理グループ 
2019年入社

国際部門/経理1
経歴
2019年に入社後、首都圏支店管理部に配属され、バックオフィス部門として担当現場の支援業務を主に担当。2年目の秋から3年目の終わりまでは、神奈川県の病院を拠点として現場への常駐を経験。2023年度より、現在の国際管理部 国際経理グループに異動し、海外営業所の財務管理を行う。台湾の現地法人である華熊営造への研修にも参加するなど、持ち前の積極性に加えてグローバルな視点を持つ。
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熊谷組を選んだ理由

国際部門/経理2

大学ではフィリピンにおけるPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ/官民連携)事業の課題と、それに伴うインフラ整備の遅れを研究していました。PPPとは、行政が行うサービスを民間と連携することで、民間企業の持つノウハウを行政サービスに活用し、サービス向上や業務効率化を図ることです。もともとバックパッカーとして旅行に行くなど、海外に対する興味がありました。旅先でいろいろな国を見たときに、生活基盤を整えることの重要性を感じました。そこで、「発展途上国のインフラ整備に携わる仕事がしたい」と考えるようになったのが、現職への興味のきっかけです。

就活時は、開発からPPP事業に携われる会社という観点を重視していました。多くの会社説明会に参加したのですが、どの会社もPPP事業について質問すると「分かりません」の返事しかもらえなかったですね。そんななか、熊谷組では、担当者に質問すると最初は「分かりません」の返答だったのですが、説明会終了後にPPP事業に詳しい方を呼んでくださり、丁寧にPPP事業に関する取り組みについて回答してくれました。

自分のやりたいことができることと、1人の就活生のためにしっかりと向き合ってくれる姿勢に感動して熊谷組への入社を決めました。

今の仕事について

国際部門/経理3

現在は国際経理として、インドネシアやベトナム、ミャンマーなどの営業所の財務管理を行っています。具体的には「資産はいくらあるのか」「現金をいくら保有しているのか」「人件費はどのくらいかかっているのか」などの情報を集めて残高試算表を作成しています。メールのやり取りや資料は英語がメインになるので、語学力は必須ですね。

入社直後は国内の現場支援だったのですが、海外となると経理の考え方は共通だといえども為替が影響してくる関係で、より数字が複雑になるのが大変です。ですが、最終的に試算表などの数字がぴったりと合ったときのやりがいは倍増します。特に今は4月に異動してきたばかりなので、日々成長を実感できる喜びもひとしおです。

また、国際経理では、米国の不動産開発案件や香港で行っている建設後の運営・保守業務など、携われる事業の幅が広がります。これらの業務は入社前から希望していたものなので、楽しみながら仕事に取り組めていますね。

国際経理として台湾の現地法人である華熊営造へ状況視察に行きました。華熊は50年の歴史があります。「台北101」、「陶朱隠園」などのランドマーク的な大型物件の施工によって高めたブランド力があり、現地でも信頼の厚い会社です。2022年6月には台北で新たなランドマークとなる「台北雙子星大楼(台北ツインタワーC1.D1)新築工事」を受注しました。

また従業員364名、売上高370億円(2022年12月)であり、飛躍的に業績を伸ばしており、国内支店とも引けを取らない会社です。実際に現地の従業員と話したのですが、「華熊にあこがれて日本語を勉強して入社しました」という話を聞いた時は誇らしい気持ちになりました。

仕事をする上で大切にしている姿勢

国際部門/経理4

仕事に取り組む上では、「頼まれ事は試され事」という意識を持って、目的や課題達成のために行動することを心がけています。この言葉は高校時代のラグビー部の顧問からいただいたもので、ずっと大切にしている金言です。当時から自分たちの目標を達成するために、必ず考えをもって行動に移すことを意識していました。具体的にはチームの課題を抽出して、翌日の練習メニューを主体的に決めて、顧問へ伝えることなどですね。結果、チームも強化でき、大会などでも結果を残せました。

この考えは社会人になっても活きています。頼まれ事をされると、その責任の範疇は自分ではなく、上司だと考える人もいます。しかし、自責の念を持って行動しないと、自分の成長が止まってしまうと危惧しています。自分がやると決めた仕事であれば、責任を持って期待値を超える結果を出さなくてはいけません。

国際部門/経理5

これからの目標

5年後には海外に駐在して、最前線で営業や経理、人事の仕事がしたいです。そのためには、どこにいても誰といても100%の力を発揮できる総合力のある人材にならないといけません。周りの意見に流されるようではいけないと思うので、常に物おじせずに自分の考えを持って行動できるように努力しています。

その先の10年後には、海外事業に携わる人材育成に取り組みたいです。今の熊谷組はベテラン社員と若手社員が多く、中堅社員が少ない状況にあります。このままだとベテランが抜けたときの中堅にかかる負担が大きすぎるため、いかに若手が会社の核となれるかが鍵だと考えています。

SCHEDULE

1日のスケジュール

出社、ラジオ体操
メール処理、業務のスケジューリング
デスクワーク(海外営業所の残高試算表の確認など)

休憩
海外営業所と打ち合わせ・デスクワーク(開発案件のキャッシュフロー表の確認)

デスクワーク(各種稟議(りんぎ)書の作成、出納業務など)
退社

就活生へのメッセージ

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今したことと、しなかったことは全て自分に返ってきます。なんとなくで行動すると後悔する結果になってしまうので、必ず考えや意思、自責の念を持って行動することをおすすめします。

私のいる国際管理部 国際経理グループは事務方の仕事ですが、海外を志す人にとっては最適な環境です。海外の事業は国内よりも幅広く、まだ仕込み段階の事業も多いため、今後いろいろな可能性を秘めています。

また、海外事業は条約や契約内容、為替についてきちんと理解して、いかに管理できるかという点が非常に重要なため、より事務方が活躍できる環境だと思っています。海外事業に携わりたい人は、熊谷組の国際管理部で、ぜひ一緒に働きましょう。

  • 所属・役職・内容は取材当時のものです。
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