事業の取り組み
熊谷組が目指している社会は、「持続可能な社会」「快適に暮らせる社会」「経済が成長する社会」です。
私たちが事業を通して社会課題の解決に貢献している各種の取り組みについて、ESGの視点とSDGsの17のゴールとの関連を示しながらご紹介します。
E環境
環境に配慮した事業の形成
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環境配慮型技術の開発
「ネッコチップ工法」の開発
伐採木を粉砕したチップ材と現地発生表土を混合し法面に撒き出して生育基盤を造成する緑化工法です。
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気候変動リスクへの対応
気候関連財務情報開示
「タスクフォース(TCFD)」を表明熊谷組は気候変動を含む環境問題を重要な課題と位置付けており、気候関連のリスクおよび機会を特定・評価して、事業活動に与える中長期的なインパクトを分析しました。
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木造建築事業への取り組み
熊谷組と住友林業で、中大規模木造建築ブランド「with TREE」を設立
熊谷組と住友林業で、中大規模木造建築ブランド「with TREE」を立ちあげ、都市の建築に新しい価値を提供しています。
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再生可能エネルギー事業への取り組み
筑波技術研究所で自家消費型太陽光発電設備を設置
電力の自産自消によりCO2を削減。環境負荷低減に貢献しています。
また、BCP対策の一環で蓄電池システムも導入しました。
S社会
持続可能なコミュニティーの実現
多様な人財が能力を発揮できる働きがいのある職場の実現
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地域社会への貢献
インフラ更新事業を展開
インフラの老朽化が大きな社会課題となっており、 熊谷組は先進の技術をもって対応しています。
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自然災害への対処(レジリエンシー)
無人化施工技術の開発
災害対応へ最新技術を導入していきます。
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ダイバーシティの推進
多様性を理解しあえる組織風土の醸成
熊谷組は、「意欲と誇り、自信に満ちた社員に、多様な自己実現の場を提供する活力のある企業団体を目指す」という経営理念を掲げ、性別、年齢、国籍、性自認・性的指向(LGBTQ)障がいの有無等にかかわらず、すべての人が活き活きと働くことができる職場環境の実現を目指します。
G企業統治
コーポレートガバナンスの強化
ステークホルダーとの関係強化
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リスクマネジメントの強化
本社・全支店が連動したBCP訓練を実施
熊谷組は、大規模災害発生時においても、建設会社としての役割を果たせるよう訓練を行っています。
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CSの向上
お客さまとの信頼関係の構築
東京女子学園では、創立120周年の一環として新校舎の建設を進めています。熊谷組はその工事を担当するとともに、施工の現場を学びの場とした体験型授業「くまゼミ」をコラボレーションで実施し、未来を担う生徒たちの育成に貢献しています。
主なプロジェクト
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熊谷組のプラットフォーム「熊谷組スマイルプロジェクト」で社会に貢献
熊谷組独自の社会貢献活動プラットフォーム「熊谷組スマイルプロジェクト」。
これはマッチングギフトの仕組みを応用したもので、熊谷組の社員が行った社会貢献活動を集計してポイント化。
そのポイントに応じて熊谷組が社会貢献活動費を拠出する仕組みです。
社員一人ひとりの活動を、より大きな社会貢献につなげることを目的としています。 -
「KUMAGAI STAR PROJECT」で国際社会へ貢献
KUMAGAI STAR PROJECTは熊谷組の営業拠点のある国で行う「国際社会貢献としての学校校舎建設」プロジェクトです。
これまでミャンマー連邦共和国にて3校の小中学校の校舎を建設しました。
また、奨学金の授与や、生徒が中学校を卒業するまで手紙などで交流する「見守り社員制度」を設け、多くの社員が関わっています。
サステナビリティを実現する風土
ESG・SDGs 視点による日常業務の実践
2022年度の社長方針において、「ESG・SDGs 視点による日常業務の実践」が掲げられています。
熊谷組の社員は、自分たちの仕事がどのような社会課題の解決に貢献できるかを常に意識しながら業務を行うことを習慣づけ、企業風土となることを目指しています。
My SDGs
2023年度より社員の人事評価表に「My SDGs」というSDGsの169のターゲットを選ぶ項目を追加しました。
社員が自分の業務に深く関わっていると思われるSDGsのターゲットを選び、上司や同僚との対話のツールとして活用しています。
また、「サステナチャンネル」という動画配信コンテンツを作成し、社長をはじめとした本部長、支店長といったリーダーたちが、社員に向けて自分の選んだ「My SDGs」を伝える動画を配信しました。
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