社員インタビュー【情報】

熊谷組のDX戦略推進に寄与、

最前線で社内の

ITインフラ構築とDXを加速。

眞鍋 準次

経営戦略室 DX推進部 ITソリューショングループ 
2019年入社

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経歴
大学院卒業後、メーカー系IT企業に6年間勤めたのち熊谷組へ入社。前職までに培ったIT知見を活かし、経営戦略室 DX推進部 ITソリューショングループで熊谷組のITインフラ整備とセキュリティ管理などに取り組む。近年、多くの民間企業が取り組むペーパーレス化や喫緊の課題となるサイバー攻撃への対策、社内に導入するアプリの選定を実施。熊谷組の全社員が安全な環境で安心して快適に働けるよう、ITインフラ環境の構築とDXを目指す。
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熊谷組を選んだ理由

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私は熊谷組には中途で入社したのですが、前職ではメーカー系IT企業に勤めており自社でデータセンターを保有する金融機関のサーバー保守などを担当していました。前職に入社した2013年当時は、大手企業は自社でデータセンターを保有して運用するスタイルが主流でしたが、近年のクラウド化の流れがあり、サーバー保守の仕事に不安を感じ始めました。また、「新しいことに挑戦してみたい」「もっと幅広い業務に携わりたい」という気持ちもあり、転職を決意し、熊谷組と出会いました。

熊谷組に転職する際に特に魅力に感じたのは、サーバーやネットワークなどのITインフラやセキュリティ管理に加えて、社員が業務で使用するアプリや機器の選定にも携われる点です。熊谷組には土木と建築のそれぞれの部門で専門のDX推進部が存在し、現場業務に直接関わる連携は各部門のDX推進部が担当します。そのため、転職当時はゼネコンに関する知識はあまりありませんでしたが、全社のインフラ構築やDXを主に担当するITソリューショングループが配属先だったので、前職の知見を活かして働くことができました。

前職のIT業界と比較すると、ゼネコン業界は全体的にDXが遅れ気味な印象です。例えば、現在、多くの企業がペーパーレス化に取り組んでいますが、熊谷組入社当時は「ワークフロー申請などで紙を使う頻度が多い」と感じました。それと同時に「熊谷組のDX推進において、自分が改革の担い手になれる」という高揚感がありました。

実際に熊谷組のITソリューショングループでは、自分がやりたいことをプレゼンし、上長承認が得られれば自身の責任領域で進行できます。例えば、業務用パソコンの一元化については、提案が通って2022年に約3000台の入れ替えを実施しました。パソコンのメーカーやバージョンを統一することで、社員の業務環境の違いや管理者の運用負担の軽減に寄与しました。大規模な入れ替えによる懸念もありましたが、無事に業務環境の平準化を達成できて良かったです。

これまでで一番印象に残っている業務

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熊谷組に入社後、自身が担当したプロジェクトで一番印象的だったのは、2022年5月から2023年2月までの期間で取り組んだ、グループ会社を含むネットワーク設備の更新においてPM(プロジェクトマネージャー)を担ったことです。

当時、設備の老朽化やWebページのリッチ化、利用者増などの要因でネットワークのパフォーマンスが十分ではないという課題がありました。また、社員が外部サイトへ接続する際にはあらゆるリスクが想定されますが、当時はリスクを回避するセキュリティ装置も十分ではありませんでした。そのため、ネットワークの改善とセキュリティ装置不足の解消の2点がプロジェクトにおける重点課題となったのです。

熊谷組は本社やグループ会社、営業所などすべて合わせると60拠点ほどあります。他のシステムに影響を及ぼさないように注意を払いつつ、ネットワークを新しく引き直すのはとても地道で大変な作業でした。本社の社員から「ネットワーク環境が快適になった」という声を聞いた時には心から安心しました。

ITソリューショングループで実現する
「幸せ品質」

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ITソリューショングループには日々、「PCが不調で困っている」「アプリの使い方が分からない」など、さまざまな問い合わせがきます。困っている社員をサポートするためにも、分かりやすい返答とクイックレスポンスを心がけています。また、設定の不備はもちろん、パソコンの不具合も遠隔操作で早急に対処します。その結果、これまで多くの方から感謝の言葉をいただき、さらに「ITのことなら眞鍋さんに聞けば大丈夫」と言われるようになりました。

自社でアプリや機器を新規で導入する際は、分かりやすさと使いやすさを重視した製品選定とマニュアル作りを意識しています。実際に自分で使ってみて分かりにくいと感じる点はないか細かく確認したり、使用画面のスクリーンショットを撮ってマニュアルを作成したりします。使うOSのバージョンによっては画面が異なる場合もあるので、マニュアルには自分の連絡先も載せて、いつでもサポートできる体制も整えています。誰でも分かるように表現することは、熊谷組が掲げている使う人の気持ちを思いやる「しあわせ品質」にも通じるところがあると思っています。

また、各プロジェクトは「契約、要件定義、基本設計、詳細設計、テスト、運用基準の確認、展開」が基本的な流れになります。あらゆる工程で、社外のITベンダーをはじめ、さまざまなステークホルダーとのやり取りが多いのも特徴です。作業を進める上では、丁寧なコミュニケーションと、課題や疑問点を一つひとつ解消しながら進める根気強い姿勢を心掛けます。またそれが、手戻りを最小限にしスケジュールを円滑に進める方法でもあると考えています。

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熊谷組のDX戦略の実現に向けて

現在取り組んでいることは、社員が業務を行う際の利便性と効率性を高めるための環境づくりです。具体的には、LAN環境が無くても社内ネットワークに接続して作業ができるようにパソコンにSIMカードを入れることや、社内のさまざまな場所への無線の設置などを検討しています。

今後も全社員が働きやすい環境づくりを目指し、新しいツールが出たら検証し、良いものは積極的に取り入れていこうと考えています。また、セキュリティ面では社外ベンダーの力も借りながら事前の対策を行い、万が一、何か起きた時にはすぐに対処できる万全な体制の構築を目指したいです。社員には安全な環境の中、安心して業務に取り組んでほしいですね。

SCHEDULE

1日のスケジュール

メールチェック(社内問い合わせ、ベンダーとのやり取りなど)
導入検討中の製品の動作検証

休憩

打ち合わせ(ベンダーからのサービス提案や社内検討会議など)
資料作成(サービス導入についての社内説明資料、操作マニュアルなど)

就活生へのメッセージ

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情報系の学生は、就活時にはベンダーやSIerを中心に企業を見ることが多いと思いますが、視野を広げていろいろな業種の会社の話を聞いてみることをおすすめします。例えば熊谷組のような事業会社の情報システム部門などの採用情報を見ると「この業界は、実はこんなことにも取り組んでいるんだ」と新たな発見があると思います。

SEなどの職種は業務が限定されてしまう側面もありますが、事業会社ではネットワークやパソコン、アプリ、セキュリティなどさまざまな業務に携われます。熊谷組は主体的に働くことができ、幅広い知識が身につく魅力的な職場なので、興味のある方はぜひ一緒に働きましょう。

  • 所属・役職・内容は取材当時のものです。

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