社員インタビュー【土木積算】

土木の現場から

積算業務の内勤に、

熊谷組で実践する

フレキシブルな働き方。

藤岡 朋美

土木事業本部 積算センター副長 
2007年入社

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経歴
2007年に土木の現場担当として入社し、鉄道や道路、シールドトンネルなど現場で施工管理を務めた。10年目に結婚・出産というライフステージの変化に伴い、産休・育休を取得。復帰後は内勤の部署に異動し、現在は土木事業本部積算センターに在籍する。時短勤務制度を利用しながら副長を務め、公共工事に関する積算業務を行っている。
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熊谷組を選んだ理由

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実は大学時代、ゼネコンとは関連のない領域を学んでいて、研究室では交通解析などコンサル系の研究をしていました。いざ就活が始まり、これまで学んできたことが「自分のやりたいことと違うかも」と感じたのが転機でしたね。そんなときに先輩からゼネコンの話を聞く機会があり、「自分で考えて計画を立てて、指示出しもする――大変だけど竣工したときのやりがいや達成感は計り知れない」という言葉がきっかけで、「そんな感動を味わってみたい」と思いゼネコンへの道を進むことにしました。

私が就活をしていた頃の建設業は冬の時代の終盤で、10社以上の会社に話を聞きに行きましたが、土木総合職での女性の採用枠はゼロに近い状況でした。そんな中、熊谷組だけが性別に関係なく選考を進めてくれたのでとても嬉しかったです。

人の内面を見て採用する会社の姿勢に惹かれたのと同時に、面接を重ねるにつれて、「自分と合いそう、この雰囲気ならやっていけそう」と感じたので入社を決めました。入社してからは先輩の背中を見て「自分もこうなりたい」と思うことが多く、実際に自分に合っている会社だと感じています。自分の直感を信じて良かったです。

積算の仕事のやりがいとは

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出産前は土木の現場で施工管理をしていましたが、現在は内勤で土木積算の仕事をしています。土木積算の部署には、本社に約10名、各支店の1〜2名を合わせて全体で15名ほどのメンバーが在籍しています。

積算は人件費や材料費など工事一式の費用を見積もる仕事です。現在の部署では、官公庁や高速道路・鉄道などを管理する、公営企業の公共工事の入札に対して積算を行います。公共工事では開札時に発表される発注者の予定金額を想定しながら積算を行うので、発注者が決めた下限を下回ったり、上限を超えてしまったりすると受注にはつながりません。

印象に残っている出来事は、自分が積算した金額と発注者の予定金額が1円もずれることなくピッタリと合って受注につながったことです。たとえ発注者の予定に近くても、技術提案によって他の入札が落札となることはよくあります。ピッタリと一致させ、さらに受注を同時に実現できたことは、これまでの仕事の積み重ねが結実したような、積算業務冥利に尽きる出来事でしたね。

藤岡さんが大切にする『常在現場』の考え方

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熊谷組は、すべての社員が現場の一員であるという「常在現場」の考え方をモットーとしています。現場を経験したことのある私は、内勤である積算で働くときも現場のことを一時たりとも忘れることはありません。常に「もし自分が施工することになったら」とイメージしながら仕事をしていますし、積算した工事の中身がそのまま現場運営で活かせるように分かりやすくまとめることを心掛けています。

現場にいた頃は、日々の小さな作業の積み重ねが、大きな構造物になることに感動していました。多くの人の協力によって、土木構造物の竣工を迎えたときの達成感は計り知れません。

積算の部署に異動してからは、さらに仕事の視野が広まりました。工事だけを見ても多くの人が関わっているのですが、工事を受注するまでに多くの人の協力が不可欠なのだと実感しています。工事になるか分からない状況下で、その先を見据えて仕事をする積算や営業など屋台骨を支える職種の活躍を知ることで、1つひとつの工事の重さをより実感できるようになりました。

ワークライフバランスが充実している会社

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私は産休・育休後に内勤として復職を果たしましたが、今は9時〜16時30分の時短勤務制度を利用しています。熊谷組は、フレキシブルな働き方を容認してくれるとても働きやすい会社です。産休・育休・復職のタイミングでは、上司との面談が設定されているので、そのときの状況や働き方を気軽に相談できます。

産休に入る前は復職しても現場に戻るつもりでしたが、生活環境を考えると「内勤のほうがいいのでは……」と迷っていた時期もありました。現場を離れている育休中の身としては、自分から上司に「面談してほしい」とはなかなか言いづらいものがあります。産休・育休で仕事から長期間離れると、会社の内情について分からないことも出てくるので、面談の実施が制度として決まっているのは本当にありがたかったです。定期的な面談で会社の状況も教えてくれたので、気持ちが離れたり不安に感じたりすることはありませんでした。

熊谷組のワークライフバランスへのサポートは手厚いと感じていますし、以前に他社とダイバーシティについて話す機会があったのですが、「熊谷組は進んでいる」と言われました。熊谷組は現場でもフレックス勤務が認められているので、出産後に現場に復帰して活躍している女性もいますし、親の介護などで勤務地を相談したいときも上司は一定の配慮をしてくれます。本当にいい会社だなと感じますね。

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これからの目標

今後は社員がプライベートをより充実させられるように、会社全体の雰囲気をもっと良くしていきたいです。「子育てに力を入れたい」「親の介護に積極的に携わりたい」などの個々の事情に合わせて本当に手厚いサポートをしてくれるので、公私の充実を目指す取り組みをより広く波及させていきたいと思っています。

熊谷組には責任感が強い人が多いので、私も含めて仕事を自分でやり遂げようとする人が多い傾向にあります。もっと効率的に業務分担ができれば、みんなの心にも余裕ができて気配りやプライベートの充実にあてられると思うので、私自身も積極的に情報発信することでより働きやすい環境を作っていきたいです。

SCHEDULE

1日のスケジュール

出社
積算業務

休憩
打ち合わせ

積算業務
見積のチェック
退社

就活生へのメッセージ

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ゼネコンの仕事は構造物や建築物を造る上でどの業界よりも多くの人と関わり合いを持つ点が特徴です。
日々は目まぐるしく過ぎていきますが、竣工のときには自己成長や達成感を得られるので、みなさんにもこの感覚をぜひ味わってもらいたいですね。

また、熊谷組は現場の人を大切にし、現場から離れている人もバックアップしてくれる会社です。チームとしてそれぞれの能力を発揮し、サポートし、より良い仕事を実現しようと頑張る人がたくさん在籍しています。
ライフイベントがあっても様々な働き方が選択できるので、長期的に安定して働きたいとお考えの方にはきっと合っている会社だと思います。

  • 所属・役職・内容は取材当時のものです。
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