社員インタビュー【意匠設計】

設計監理業務を通して、

生活を豊かにする

建築と街づくりの実現を。

溝口 頌悟

設計本部 設計第2部 設計第1グループ 
2017年入社

意匠設計1
経歴
2017年に熊谷組に設計職採用で入社。設計第2部設計第1グループに配属後、タワーマンションなどの大規模共同住宅の設計監理業務に携わる。現在は高齢者施設の設計監理を担当。建築設計を通して、街づくりや環境問題の解決に貢献することを目指している。7年目の現在は、新入社員の指導も担当する。
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熊谷組を選んだ理由

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大学では、建築をはじめ、街づくりや環境工学について、総合的に学べる学科を専攻していました。建築の授業で興味深かったことの1つとして、「設計が抽象的に考えていることを具体的な空間にする行為」という側面をもつことを学び、そこに面白さを感じました。設計では物事を具体的に考える想像力がとても重要と考えています。

就活時には、建築だけでなく街づくりや環境にもアプローチできる「設計」の仕事に絞って企業を受けました。その中で、熊谷組には大学のOB・OGが多く、当時の設計本部の本部長も大学の先輩ということが分かり、親近感を抱きました。設計職として入社した後は、設計をはじめ、施工、積算など建築に携わる多くの人と関わりながらプロジェクトを進めていく過程を歩む中で、熊谷組の「多様な人財」で形成される仕事環境に魅力を感じながら働いています。

設計と監理の仕事について

意匠設計3

私の所属する設計第2部設計第1グループでは、タワーマンションなどの大規模な共同住宅の設計監理を行います。

設計業務では、建築主の要望を踏まえて、意匠、構造、設備を総合的に取りまとめるとともに、法律、そして予算など幅広い分野を考慮した上で図面を作成します。例えば、今担当している高齢者施設では、入居される方の利便性を意識した設計が不可欠です。高齢者の方が使いやすいドアノブの位置や段差の高さなど、細かい配慮と調整が発生します。また、計画敷地の特性や法的な規制もクリアしないといけません。

設計する上で大切だと思うのは、「図面を描く際、確認する際には、実際にそれが空間としてできあがった時にどう見えるか、体験できるかを具体的にイメージする」ことです。この言葉を最近、上司から言われてハッとしました。図面といっても平面図から、扉や窓、家具の製作図まで多岐にわたります。描き方や見方が分からない図面への向き合い方を上司に相談したところ、先ほどのアドバイスをもらいました。

「実際にできあがった時にこういう空間になったらいいな」と思いながら図面を描き、見ることができれば、それが具体的なイメージとしてできあがるので、完成した時のイメージを意識することが大切と考えています。

監理業務としては工事現場へ行き、「設計図通りに施工できているか」「変更点は適切な形で変更されているか」などを確認します。どんなに図面を丁寧に作成しても、施工過程で設計図だけでは足りない情報は必ず出てきます。また、設計時点では予期できない問題が発生することも珍しくありません。その都度、現場の施工チームと相談するなどの調整が必要です。円滑な意思疎通は、スムーズな進行と問題の早期発見と解決につながると考えます。そのため、気後れすることなく自分から積極的に話しかけるよう努力しています。入社直後は、専門性の高い会話や自分よりずっと年上の人に説明する機会に慣れるまで苦労しました。

設計監理業務に取り組む上で自分の成長を特に感じたのは、施工過程で図面の情報では足りない点に気付いた際に懸念点を議題にあげられたときです。時には施工チームから「なぜ今になってその問題に気付いたのか」とご指摘を受けることもあります。しかし、放っておくと取り返しのつかない事態に陥ってしまう恐れもあるため、こういった場面でも責任感を持ち、誠実に向き合って伝えます。入社後間もない頃は、伝える際に躊躇(ちゅうちょ)することもありましたが、今ではその重要性を十分理解し、進んで共有できるようになったと感じます。

溝口さんが考える『一流の設計者』

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私が仕事において意識しているのは、一つひとつ具体的な根拠を持って物事を進め、意見を的確に伝えることです。すべての建築は関係者間で定めたスケジュールに沿って進めていきます。設計監理業務は多くの人と関わるからこそ、自分の意見を持つことが重要だと考えます。なぜなら、自分の意見を持たない曖昧な状態で意思疎通をしても、決断すべき事柄が定まらず、スケジュールの遅れの原因になり得るからです。

自分の意見を相手に納得してもらうため、人に意見を伝えるときには、常に根拠を持つことを意識しています。そのため、根拠となる情報の確認作業も日々欠かせません。自分の意見に根拠を持って伝えることは「一流の設計者」として重要だと考えます。

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これからの目標

私が働く上で大切にしたいのは、人々の生活が豊かになる建築や街づくり、環境問題の解決につながる取り組みです。そのためにも、今後はさまざまな用途の設計に携わり、自分の引き出しを増やしたいと考えます。日頃からいろんな建物を見て、トレンドや使われ方をインプットすることにも注力しています。

将来的には自分のグループを持ち、メンバーをマネジメントする立場になることを目指しています。その時、今より深い知識と広い視野でメンバーにアドバイスしたり、お客様にさまざまな提案をしたりできるようになりたいです。

また、建設業界以外の人とのコミュニケーションも積極的に行い、自分の視野を広げることも大切だと思っています。例えば、倉庫の設計であれば物流に関する知識、ホテルの設計であれば不特定多数の人が滞在する環境に関する知識など、あらゆる視点で物事を考えることが必要と考えています。

SCHEDULE

1日のスケジュール

出社
仕事内容の確認、整理、分担
メール返信などを行いつつ、社内打ち合わせなどを実施

休憩
顧客打ち合わせ、図面チェック

検討事項の継続確認
退社

就活生へのメッセージ

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自分の考えや興味のあることを大切にして、残りの学生生活を過ごしてほしいと思います。行動した分だけ自分の視野は広がります。それが社会人になってからのコミュニケーションを豊かにしてくれますし、何より自身の日々の生活の充実につながると思います。

私自身、コミュニケーションをためらわない人と働くのは楽しいですし、そのような人は成長が早いと感じます。熊谷組に興味のある方は、ぜひ一度、会社説明会にお越しください。実際に熊谷組の社員と話し、会社についてより詳しく知っていただきたいと思います。そしてもしご縁がありましたら、熊谷組で一緒に頑張りましょう!

  • 所属・役職・内容は取材当時のものです。

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