社員インタビュー【建築施工管理】

信頼関係の構築が

建築施工管理の肝、

今だけでなく将来にもつながる

「現場の縁」。

山本 哲也

首都圏支店 関東事業部 建築部 所沢美原総合病院作業所 
2009年入社

建築施工管理1
経歴
2009年に熊谷組へ入社し、首都圏支店関東事業部建築部へ配属。各現場で着工から引き渡しまで一貫して管理することで、品質や安全を担保している。7年目で初めての主任を経験。現在の所沢美原総合病院作業所は13現場目であり、内装の工事主任を務める。1つ前の現場では、作業所長も経験した。
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熊谷組を選んだ理由

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親戚が家を建てる際に担当の大工さんと関わる機会があったのですが、そのときに何もないところから建物が建つ魅力に気づいたのが建設業に足を踏み入れたきっかけです。最初は「大工になりたい」と思ったのですが、大工は建物を造る仕事ですよね。私は着工から引き渡しまでの建物を造るすべての工程に一貫して携わりたかったので、施工管理の職に行き着きました。

就活の際はハウスメーカーに興味があったのですが、「家だけでなく、もっと幅広い種類の建物に携わりたい」と感じるようになり、ビルや病院の建設にも関わるゼネコンを志望しました。ゼネコンを数社受けるなかで、熊谷組への入社を決めたのは、他の会社よりも親身だったからです。入社後の働き方やキャリア形成の相談はもちろん、大学の卒業に関する相談などにも耳を傾けてくれました。

実際に入社しても、熊谷組の人が親身だという印象は変わりません。気さくな人が多く、話しやすい良い雰囲気の会社だなと感じています。現場ごとに担当するメンバーも変わりますが、困ったことがあると前に同じ現場だったメンバーに連絡をして相談するくらい社内の繋がりは強いですね。

建築施工管理の仕事について

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2022年の9月から現在の所沢美原総合病院作業所の現場で工事主任として、内装の工程や安全、品質の管理をしています。施工管理職は基本的に現場勤務で、1年に1度くらいの頻度で他の現場に移ります。今回の現場は多い時期で1日に400名ほどの人が工事に携わっていて、さらに私にとっては初めての病院建設の現場だったので学ぶことが多くありました。

例えば、この病院は円形やアーチ型にデザインされた箇所が多くあり、今まで経験したマンションなどにはない特徴でした。また、天井の中にダクトや医療用のガス配管、電気の配線が多く、納まりや手順を検討する必要があります。「どうやって造ろう」「どのようにして工事を進めていこう」と考えるところから始まったのですが、当初の図面から変更が発生することも多々あり、工程や人員配置の調整が大変でした。

工期の終わりに近づく過程において、実際に病院に勤務する方々に向けて週に1回の見学会を開催しています。その際、動線や広さなどに関する率直なご意見をいただくのですが、毎回勉強になります。マンションであれば自分も使うので住む場面をイメージしやすいのですが、病院は勤務経験がないので使う場面をイメージするのが難しかったです。

大変なことは多いですが、出来上がった建物をみると「苦労した甲斐があったな」といつも感じます。マンションを建てた後は内覧会に立ち会うのですが、これから住む人が「ここに家具を置こう」とか「綺麗に建ててくれてありがとうございます」と晴れやかな表情を見せてくれると自分も嬉しくなります。

信頼関係を紡いで現場での縁を育む

建築施工管理4

建築施工管理の仕事は、コミュニケーションが重要だと考えます。良好なコミュニケーションをとり、関わるすべてのステークホルダーと信頼関係を築ける人が理想的ですね。例えば、頼み方ひとつ変わるだけでも、受け取る人の感じ方は変わります。正しく伝わればスムーズに進むはずの業務が、伝え方を間違えることで余計な時間がかかることもよくあります。現場には自分より年上のベテランの職人さんもいるので、入社したての頃は「若いやつが偉そうに言うんじゃない」という雰囲気になったこともありました。

学生の頃から人と接するのは好きだったので、休憩中にちょっとした冗談を言い合ったりプライベートな会話をしたりするなど積極的にコミュニケーションをとることで、少しずつ現場での信頼関係を築けるようになりました。現場を管理するときには注意や指摘が付き物ですが、信頼関係を築けていればそうした耳の痛い話もちゃんと聞き入れてくれます。

この仕事をしていると、現場が変わっても前の現場で一緒だった職人さんと再度顔を合わせることも珍しくありません。その際に前の現場で信頼関係を築けていると、良好な関係のままスムーズにチーム作りができます。現場が違っても、お互いに困ったことがあれば電話して相談する関係の職人さんもいるほどです。人によってはプライベートで付き合いがあったり、休みの日に酔っ払って電話がかかってきたりすることもあるくらいの仲になっています。

建築施工管理5

これからの目標

今後は他のゼネコンに負けないくらい大きな仕事を勝ち取っていきたいですね。個人的な目標としては、建設予算100億円超えの建物の作業所長を担いたいです。そのためには会社から信頼してもらえるように、手を抜かずに目の前の仕事に責任感を持って取り組んでいきます。

私たち技術者は、図面通りに建物を造れば仕事としては足りるかもしれません。しかし、以前にマンションの現場で作業所長とお客様がその場で話し合い、お客様の要望を汲んで間仕切りなどを変更している姿を見てかっこいいなと感じました。使う人に寄り添った提案をしてこそ、熊谷組が掲げる「しあわせ品質」を体現することにも繋がります。

SCHEDULE

1日のスケジュール

出社、予定の確認
朝礼、現場巡回(安全確認、品質確認、進捗確認)
各職長との打ち合わせ(次の日の配置確認や問題点のヒアリングなど)

休憩
昼礼後、打ち合わせや手配等の計画
現場巡回(安全確認、品質確認、進捗確認)

職員間での打ち合わせや手配等
退社

就活生へのメッセージ

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学生のうちは、とにかく思いっきり遊んでください。

社会人になるとなかなか時間が取れなくなりますし、頭の中は仕事でいっぱいになります。私は学生の頃に建築の本などを読んで勉強することを心掛けましたが、仕事は現場にきたら自然と覚えるものです。

限りある時間を後悔がないくらい思いっきり遊んで、就職のタイミングになったら一生懸命働けばいいと思います。

  • 所属・役職・内容は取材当時のものです。
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