レッドウッド市川原木物流倉庫
工事概要
発注者 | RW3特定目的会社 |
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設計監理 | 株式会社熊谷組一級建築士事務所 |
工期 | 平成24年11月24日〜平成25年9月23日 |
概要 | 敷地面積 16,400m² 建設面積 8,967m² 延床面積 32,793m² 構造規模 基礎RC造+地上(1〜3階)柱RC造+梁S造 地上(4階)柱S造+梁S造 4階建 基礎地業 独立基礎+既製杭(PHC+SC杭) 高さ 軒高/設計GL+28.04m 最高高さ/設計GL+28.39m 深さ 基礎深さ/設計GL-2.88〜4.35m |
「新熊谷式柱RC梁S構法:Super-High-Brid60」で施行中
新熊谷式柱RC梁S構法で大型物流倉庫を新築
当施設は、施主であるレッドウッド・グループ・ジャパン株式会社が、日本国内において最初に開発・新築を実施する案件だ。レッドウッド・グループは、シンガポールに拠点を置き、アジアにおける中心的市場及び新興市場をターゲットとして、不動産の開発・再開発、そしてそれらの物件の経営を行う投資会社として注目されている。その日本法人の物流施設開発プロジェクトが、ここ千葉県市川市で本格的に始動した。 施工にあたり、熊谷組初の「新熊谷式柱RC梁S構法‥Super-High-Brid 60」が採用された。
経済的かつ短工期で付加価値の高い構造体を実現
「新熊谷式柱RC梁S構法‥Super-High-Brid 60」は、柱をRC(鉄筋コンクリート)造、梁をS(鉄骨)造とした混合構造で施工する。つまり材料の持つ長所を最大限に利用し、短所を別の材料で補うことによって、最適な建物を構築できる構法だ。
熊谷組は既に平成10年、当構法の原形である「熊谷式柱RC梁S構法」を開発していた。これは高さ45m以下の低層で荷重も少ない商業施設向けの構法であった。
近年、大規模物流施設の建設需要が急速に増したことから新たに改良された当構法は、高さ60mまでの大規模な施設を対象とし、地震や津波に耐えるとともに、省エネや二酸化炭素排出抑制等の環境にも配慮するといった付加価値の高い構造体の施工を可能にした。