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株式会社熊谷組（取締役社長　櫻野 泰則）は、2022年9月、「熊谷組グループ コーポレートレポート 2022」を発行しました。　
熊谷組グループの経営方針や事業戦略、価値創造の取り組みについて、すべてのステークホルダーに理解していただくことを目的に編集しています。ESGに基づく事業活動とSDGsとの関わりを示し、持続可能な社会の形成に貢献していることを伝えます。

社長より、２年目となる中期経営計画の進捗状況、熊谷組グループが持続的な成長を果たすために大切と考えていることなど、ステークホルダーに向けて語っています。　
中期経営計画の初年度は、当初想定していた目標値には届かなかったものの、成長への歩みは着実に力強さを増していると述べています。
現在進捗中の中期経営計画では熊谷組グループとして目指す社会を議論し、長期構想を掲げています。事業戦略ではコアとなる建設請負事業をさらに深化させ、周辺領域での成長を加速、新たな事業の開発を推進することを明確にしています。

熊谷組では、長期的な成長を実現し、持続可能な社会の形成に貢献していくために、サステナビリティ経営を推進しています。このような取り組みを紹介するとともに、今後の推進に向けて新たな視点を得るために、2022年6月14日、外部の有識者を招いて、意見交換会を実施しました。始めに、社長から熊谷組のサステナビリティに向けた
取り組みを紹介し、その後、笹谷秀光氏がファシリテーターを務め、有識者の方々から活発なご意見をいただきました。
熊谷組は2021年度に「ESG・SDGsマトリクス」を作成し、ESGに基づく事業活動と、SDGsの169のターゲットとの関わりを示し、熊谷組が事業を通して社会課題解決に貢献している分野を可視化しました。2022年度は中期経営計画の１年目を振り返り、各事業における重要取組事項を従来の「個別課題」および「事業における具体的な取組み」に追加しました。本マトリクスは熊谷組の経営会議、サステナビリティ推進委員会にて議論し決議しています。

熊谷組グループの事業の全体像を可視化しています。
熊谷組グループを取り巻く社会課題の認識を行いつつ、長期構想で掲げたサステナブルな社会を目指して事業を展開しています。熊谷組グループの事業はガバナンスによって支えられ、様々な経営資源により展開されています。事業活動のサイクルを通し、成長のスパイラルを実現し、未来を拓く新たな価値を創造することを示しています。

土木の現場は静岡県で施工中の奥山の杜クリーンセンター（最終処分場）建設工事を紹介しています。奥山の杜クリーンセンターは東海エリアでも大規模な最終処分場です。周辺の環境に影響を及ぼさないよう、建設には万全の品質が求められます。私たちの生活に欠かせない重要な社会インフラを実現するために、熊谷組ならではの人間力と技術力が発揮されています。
また、建築の現場では東京都で施工中の（仮称）東京女子学園中学校・高等学校建替え計画を紹介しています。熊谷組は、この現場において発注者様と真摯に向き合い、発注者様からのご提案で、施工の現場を学びの場とした体験型授業「くまゼミ」を実施しています。熊谷組はこれからも社会とのつながりを意識した現場づくりを行ってまいります。