新年のご挨拶

2021年01月01日

取締役社長 櫻野泰則

 2021年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。

 震災や数々の自然災害により今も不自由な生活を余儀なくされておられる被災地の皆様、そして昨年来の新型コロナウイルス感染症に罹患されている皆様に対して心よりお見舞い申し上げます。
また、新型コロナウイルスの感染終息にご尽力されておられる皆様に心より御礼申し上げます。

 年初に際して、日頃より熊谷組をご愛顧いただいている皆様に厚く御礼を申し上げます。

 国内建設市場はこれまでの建設需要の反動を受け縮小するものの、2020年度以降も一定規模の需要が見込まれるとしていた見通しが、昨年来のコロナ禍により一変しました。

 少子高齢化に伴う人口の減少や財政の制約による公共投資の減少に加え、コロナ禍終息が最優先課題となっている中で、国内建設市場の縮小は避けられない状況にあります。
しかし、年々激甚化する自然災害への対応を含め、インフラ整備による「安全・安心で強靭な国土づくり」も後回しにすることが出来ない喫緊の課題です。また、カーボンオフセットの推進など持続的成長に向けて日本の経済が始動する中で、安全・安心で環境に配慮した社会の形成に貢献していく事が熊谷組の使命と考えています。

 経営環境が厳しさを増すことが予想される中で、今年は将来の市場変化を見据えて取り組んできた中期経営計画(2018~2020年度)の総仕上げと、パラダイムシフトともいえるポストコロナの大きな変革期に対応すべく新たな中期経営計画を策定し、事業活動を通した社会課題の解決への取り組みを深化させてまいります。
10年、20年先の時代にも社会に必要とされ、お客様に必要とされ続ける企業であるために、更なる飛躍に向けた成長の「芽」を確実に育んでまいります。

 皆様におかれましては、本年も変わらぬご支援とご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます

2021年1月1日

株式会社 熊 谷 組
取締役社長