熊谷組の温室効果ガス削減目標が「SBTイニシアチブ」の認定を取得

2021年03月15日

 株式会社熊谷組(取締役社長:櫻野 泰則)は、温室効果ガスの排出を2030年までに2020年比で25%削減する長期目標を作成し、2021年2月10日、国際的イニシアチブである「SBT(Science Based Targets) イニシアチブ 」より科学的根拠に基づいた目標として認定されました。

1.SBT認定について

 SBTイニシアチブは、CDP(気候変動など環境分野に取り組む国際NGO)、UNGC(国連グローバル・コンパクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が共同で設立したもので、パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した温室効果ガス排出削減目標(SBT)を企業が設定することを推進しています。現在、世界で1259社(2021年3月12日時点)がこの取り組みに賛同し、そのうち623社(日本では92社)の目標がSBT認定を取得しています。
 当社は、事業活動における脱炭素化の実践を通じて持続可能な社会の実現に貢献するため、温室効果ガス排出削減の長期目標を見直して再設定した結果、この度SBT認定を取得いたしました。

2.熊谷組の温室効果ガス削減目標

スコープ1+スコープ2 2030年までに2020年比で25%削減
スコープ3 2030年までに2020年比で13%削減

  スコープ1: 自ら使用した燃料の燃焼(重機・車両使用など)による直接排出
  スコープ2: 他社から供給された電力等使用による間接排出
  スコープ3: スコープ1,2以外の事業活動の上流・下流部分(資材調達、建造物の運用、廃棄など)からの間接排出

3.今後の展開

 当社は、2010年よりエコ・ファースト企業として、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しております。2021年2月1日には、事業活動において使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指すRE100にも加盟し、脱炭素化に向けて大きく舵を切っております。
 今後は「SBTイニシアチブ」に認定された目標の達成に向けて、重機や車両で使用する化石燃料を削減し、再生可能エネルギーを積極的に導入するとともに、建物の⼤幅な省エネに貢献する「ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の普及促進に取り組むこと等で、事業活動における脱炭素化を更に加速させてまいります。


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