新年のご挨拶

2019年01月01日

株式会社熊谷組 取締役社長 櫻野 泰則

 2019年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。
 震災により今も復興の道を歩んでおられる被災地の皆様、そして未曽有の豪雨や台風などによって甚大な被害に遭われた皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
 また、日頃よりご愛顧いただいている皆様に厚く御礼を申し上げます。

 近年の建設市場に対する見通しは、2020年の東京オリンピック以降、建設需要はなだらかに低減していくとの見方がある一方で、最近は、人手不足や資材高騰で工事を先送りする動きがあることや、2025年の大阪万博の誘致決定といった新しい目標ができたことなどから、今後も堅調に推移するという指摘もあります。

 しかしながら長期的には、財政の制約による公共投資の減少や少子高齢化に伴う人口の減少などにより、国内の建設市場は縮小に向かうというのが共通の認識です。

 そうした背景もふまえ、当社は将来のいかなる市場の変化にも対応すべく準備を進めてまいりました。そのひとつとして当社は、昨年3月に「建設工事請負事業の維持・拡大」「新たな事業の創出」「他社との戦略的連携」を柱とする中期経営計画(2018~2020年度)を発表しました。

 その中間点となる二年目の今年は、計画に掲げた目標の確実な達成と5年後、10年後への更なる飛躍に向け、着実に実績を積み重ねる年であると認識しています。目先の市場環境や足元の業績に浮き足立つことなく、先を見据え、気を引き締めて邁進してまいります。

 皆様におかれましては、本年も変わらぬご支援とご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

2019年1月1日

株式会社熊谷組
取締役社長
株式会社熊谷組 取締役社長 櫻野泰則