東日本大震災から2年。進む復興工事を大田社長が視察

2013年03月15日

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から2年。熊谷組は「安全・安心な生活を支える」という建設業の使命を胸に、この2年間、東日本大震災関連の工事を数多く担当しています。
 例えば甚大な津波の影響を受けた仙台空港等の復旧工事をはじめ、ガレキの処理業務、安全で安心な生活に営むためのライフラインの形成、不通になった道路や鉄道などの復旧・新設工事、福島第一原子力発電所の事故収束に向けた工事や除染作業など多岐に渡ります。
 また、複数の工事を一括して発注するいわゆる「大ロット工事」(国道45号釜石山田道路)や、事業進捗管理、地元への説明、関係機関との協議・調整、用地取得計画調整など、発注者が行ってきた業務を民間技術者が行う「事業推進PPP(Public Private Partnership)」(三陸沿岸道路事業監理業務(釜石工区))など、速やかに復興を促すために取り入れられた新しい発注方式にも対応しています。

工事が進むトンネル内部を視察する大田社長(岩手県 子飼沢トンネル作業所にて)

子飼沢トンネル作業所・・・津付ダム建設に伴う付替の国道(奥州市と住田市を結ぶ一般国道397号)
のうち総延長901mのトンネル(子飼沢トンネル)を施工しています

 大田社長は日頃から、最前線である作業所へ足を運び、朝礼で訓示を行い、工事の進捗状況を把握し、また奮闘する社員ら激励・意見交換しています。東日本大震災発生後もより多くの現場を回り、復興の原動力となる現場の様子を一つひとつ丁寧に視察しています。

福島県 福島原子力対策部を視察

福島原子力対策部・・・福島第一原子力発電所の事故収束に向けた工事や除染作業を行っています

ガレキ処理業務を視察(岩手県 釜石ガレキ処理作業所にて)

釜石ガレキ処理作業所・・・釜石市で発生した災害廃棄物のうち、運搬・中間処理・最終処分と
それに伴う仮置き場の整備・管理を行っています

社員から説明を受ける大田社長(宮城県 北上川長面作業所にて)

北上川長面作業所・・・東日本大震災および津波により流失した北上川河口部の堤防の
復旧工事を行っています

朝礼で訓示(岩手県 南リアス線作業所にて)



南リアス線作業所・・・東日本大震災により運休している三陸鉄道のうち盛・吉浜間 総延長21.56kmの
盛土、橋台、橋脚、橋梁、トンネル等の復旧工事を行っています

朝礼にて、指差し安全確認も社員と一緒に(岩手県 釜石山田道路作業所にて)

釜石山田道路作業所・・・早期完成のために複数の工事を一括して発注するいわゆる「大ロット工事」。
トンネル4本、橋梁上部工1橋、道路改良工事等を行っています

熊谷組の工事を支えてくれる協力会社のみなさんとも話が弾みます(岩手県 子飼沢トンネル作業所にて)