富山県「黒部の太陽」でシンポジウム

2009年03月15日

3月15日、シンポジウム「21世紀によみがえる『黒部の太陽』の世界~史上空前の大プロジェクト 黒部ダム建設に挑んだ男達が語る」が東京都千代田区で開催されました。

富山県「黒部の太陽」でシンポジウム 笹島信義氏らが当時の模様伝える
「大町トンネルが人生で最もつらく、危険で、うれしい現場」と語る笹島氏

 このシンポジウムは熊谷組、関西電力、笹島建設が協力して富山県が主催で開かれ、応募抽選方式で招かれた一般の招待客約100人が建設の歴史に耳を傾けました。
  初めに「黒部の太陽」の主人公役のモデルになった笹島信義笹島建設会長が基調講演を行い、「これまで何百本とトンネルを掘ってきたが、やはり一番印象に残っているのは大町トンネル」とし、破砕帯突破のエピソードなどを語りました。
  続いて行われたパネルディスカッションでは、笹島会長のほか、元関西電力社員の奥野義雄氏、元富山県土木部長の白井芳樹氏((株)オオバ代表取締役専務)の3氏をパネリストに黒部ダム建設の意義、治水・利水の歴史的土木的発展、そして黒四スピリッツを熱く語りました。

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子