香港で当社2件目の道路トンネルMOM事業を受注

2018年07月30日

 株式会社熊谷組(取締役社長 櫻野泰則、以下「当社」)は、香港の大老山トンネル(Tate's Cairn Tunnel)の管理・運営・保守事業(Management, Operations and Maintenance、以下「MOM事業」)を受注し、7月11日から運営を開始しました。これは2016年8月に受注した香港東部海底トンネル(Eastern Harbour Crossing、以下「EHC」)に引き続き、当社にとって香港で2件目のMOM事業となります。

1.事業の経緯

 2016年8月から当社は、EHCのMOM事業に参画しています。EHCは、当社が1986年から30年間にわたりBOT方式で運営し、2016年8月の事業期間の満了にともないトンネルが香港政府に返還されました。返還後は、当社がCITIC社(中国中信股份有限公司)などと共に設立した共同出資会社が所有する香港現地法人が香港政府との間でMOM契約を締結し、事業を行っています。
 今回受注した大老山トンネルもBOTの事業期間(他社施工・運営)の満了に伴い香港政府に返還されたトンネルであり、当社は同様にCITIC社などと共に設立した共同出資会社が所有する香港現地法人(Pacific Infrastructure Management Limited)によるMOM事業の契約を目指していました。

2.事業と対象となる物件と事業の概要

 大老山トンネルは、香港九龍地区のダイヤモンドヒルと新界地区のシャーティンを結ぶ全長およそ4㎞、片側2車線計4車線の道路トンネルです。1日あたりの平均交通量は62,500台前後を見込んでおり、今後3年間の道路の管理・運営・保守事業を行います。

3.今後の展開

 海外においては、さまざまな社会インフラのMOM事業の増加が見込まれており、当社では今後も香港を中心として、アジア地域でのこうした事業に積極的に参画し、事業の拡大と安定した収益源の確保をめざしてまいります。

大老山トンネル(Tate’s Cairn Tunnel)の場所

現在の大老山トンネル

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