■爆薬の遠隔装填システムとは

 山岳トンネル工事における切羽事故は、発生すれば重大災害となる可能性があります。掘削方式で最も代表的な発破掘削での、爆薬の装填・脚線の結線は作業者が切羽に密着する危険性の高い作業となっています。本システムは装薬作業を遠隔操作化することにより発破掘削の安全性を向上できます。

■システムの構成

●本システムは爆薬と込め物をエアーにより搬送、装填できる遠隔装填装置と、装薬孔の清掃装置から構成されています。

●遠隔装填装置は含水爆薬・込め物供給・装填の各装置と、装填ホース手元スイッチから成ります。各装置の動力は爆薬・雷管への安全性確保のためエアーを基本とし、制御は光ファイバー方式としています。

●遠隔装填を確実に行うため、バキュームとブローを組み合わせた新方式の孔清掃装置を装備しています。

■システムの特徴

安全性
●装薬作業が危険な切羽に近づかず安全にできます。
●増しダイ、込め物は低圧の圧縮空気により搬送、装填するため安全です。
●エアーに水を噴霧し静電気の発生と閉塞トラブルを防止しています。
●親ダイには衝撃を与えず、従来の方法と同様な安全性が確保できます。
●非電気式(光ファイバー)によるリモート操作を採用し、装置全体にも静電気防止措置を講じているため安全です。

効率化
●爆薬および込め物は孔内に均一に装填され、密充填が可能となり発破効果が向上します。
●増しダイ、込め物の供給は、特別な事前作業を必要とせず、簡単に行うことができます。
●装填孔の清掃は、新方式の孔清掃装置により、切羽に近づかずに確実に行うことができます。


遠隔装填装置

爆薬の遠隔装填システムによる作業状況