■大口径(直径2.0m以上)管路補修システムとは

 我が国の社会資本にはコンクリート構造物が数多く存在しますが、コンクリートに対する環境条件悪いものは経年劣化が進行し、補修・更新が急がれています。その中で、下水道管路の補修は迂回路確保ができないため供用下での工事となりますが、現状では技術的に困難な状況です。
 ・本システムはシールドトンネル2次巻コンクリートの劣化部補修における技術的困難を克服し、共用下での補修工事を可能にするシステムとして技術開発を行っています。
 ・本システムは上水道管路、導水路トンネルにも応用できます。
 ・本システムは3つの主要システムから構成されます。
   2次巻コンクリートはつりシステム
   仮排水路システム
   シート覆工システム

 ・2 次巻コンクリートはつり装置の要素実験において、はつり面の仕上り精度も良く、効率的にはつることが確認できま した。

(写真‐右/はつりシステム公開実験)

■システムの概要

 供用しながらの管路補修技術をご提供致します。

●2次巻コンクリートはつりシステム(図‐1)
 ・このシステムは水を流したままはつり作業を行います。
 ・ローラカッタで2次巻コンクリート全周をはつります。
 ・このシステムはクローラタイプの走行装置で単独に移動します。
 ・はつりかすはシステム後部および人孔部に回収装置を設置し、回収します。

●仮排水路システム(図‐2)
 ・はつり工が終了後、ゴム製エアーバックを全周に取付けた止水装置で本システムの上下流端を締切ります。
 ・システム内の管路中央部に仮排水管を設置し通水するため、ドライな状態が確保できます。
 ・シート覆工補修が終了後、シート覆工システムと共に次区間に移動します。

●シート覆工システム(図‐2)
 ・コンクリートはつり部分の内面に鋼製支保材を配し、防食シート(高密度ポリエチレンシート)を張付け、補修します。
 ・裏込めモルタル(流動性が高い早強モルタル)注入時のはらみ出し防止のために移動型枠で仮受けします。
 ・モルタル硬化後に次区間に移動します。


図‐1コンクリートはつりシステムイメージ図


図‐2仮排水路・覆工システムイメージ図

●施工フロー

●関連資料…技術資料『大口径管路補修システム』