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土木技術

無筋橋脚の耐震補強工法 ― 鋼材挿入工法 ―

橋上からの施工による経済性、施工性に優れた耐震補強工法

概要

耐震補強 新工法

昭和初期に作られた橋脚,橋台は多くの鉄道路線で現在も供用されていますが、無筋構造のものがあり地震時に施工打継面がずれる被害が発生しています。耐震補強工法として、打継面(目地)のずれ防止を主眼に置いて、鋼棒,アンボンドPC等の鋼材を内部に配置する補強工法を実用化致しました 。

無筋橋脚は、RC橋脚に比べ上載荷重が小さいため、地震時荷重が小さく、従来のRC巻き補強や鋼板巻き補強に比べ簡易な方法で耐震補強が可能です。せん断破壊の特殊な形態である打継面のずれを防止することで変形性能が向上します。

 

特徴
(1)橋上からの作業により外周足場等、周囲の占有が不要
→河川内の橋脚、道路上の橋脚の施工に有利
(2)仕上げ作業が不要
→外観が変化しない
(3)RC巻き、鋼板巻き等にくらべ重量増が少ない
→地盤に負担を掛けない
(4)削孔、鋼材挿入、充填と施工ステップが少なく省力施工が可能
→工費の低減
施工フロー
  • (1)削孔
    橋脚上に作業空間がある場合はコアボーリングマシンを設置して行う。 あるいは作業台車に載せたボーリングマシンで行う。
  • (2)鋼材挿入
    軌陸ユニック、軌陸クレーン等を用いて鋼材(鋼棒またはアンボンドPC)を挿入する。架線により作業上部空間に制限があり、長尺物の施工が不可能の場合は継手を有する分割鋼材を用いる。
  • (3)充填材注入
    削孔と鋼材の隙間を充填する。確実な充填が出来るよう、無収縮、高流動のモルタル(マックスAZ)を使用する。
  • (4) 完了
    充填材の硬化に列車振動は悪影響を及ぼさないので、充填材の養生等は不要。ただしアンボンドPCを用いた補強では、充填材が所定の強度発現後、アンボンドPCの緊張を行う。

施工フロー

 

適用箇所

 無筋橋脚、橋台、古い有筋橋脚,橋台。特に河川橋脚など橋脚周囲の占有に制限がある箇所。

 

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