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土木技術

気化冷却法

水の気化潜熱を利用したコンクリート骨材のプレクーリング工法

概要

コンクリートの練上がり温度を低減し打設後のコンクリート内部の最高温度を抑制するプレクーリング工法は、マスコンクリート構造物における温度ひび割れの制御対策の一つです。

コンクリート骨材の気化冷却法は、骨材の表面に付着している水分を低温空気(或いは、低温低湿度空気)を積極的に気化させて骨材を冷却する方法です。気化潜熱を利用することで、従来の散水冷却や冷風冷却に比べ、冷却速度や冷却温度を大幅に向上させることが可能になりました。また、同一原理で細骨材から大粒径の粗骨材まで対応でき、さらに省スペースを実現した、コンクリート骨材の新しいプレクーリング工法です。

経時変化

冷却方法の相違による骨材(φ75×150mm)中心音頭の経時変化

細骨材の気化冷却システム(分散落下方式)

気化冷却塔の上部より分散落下させた細骨材を、下部より送風する低温空気と接触させ、温度差による顕熱移動と骨材の表面水の気化による潜熱移動を利用して冷却する方法です。

細骨材の気化冷却システム

 

粗骨材の気化冷却システム(貯蔵ビン方式)

粗骨材は透気性が良いため、貯蔵ビン上部より適切な散水を行いながら骨材の貯蔵ビンの下部より直接送風することで容易に冷却することが可能です。

粗骨材の気化冷却システム

 

特徴
  • (1)同一冷却原理で、細骨材から大粒径の粗骨材(Max150mm)まで対応でき、一台の冷風製造設備で骨材全種類の冷却が可能です。
  • (2)有害な排出物が少なく、無公害です。また濁水処理設備が不要です。
  • (3)設置スペースが小さいため、バッチャプラントへの隣接が容易です。
  • (4)構造が単純で耐久性に優れ、メンテナンスが容易です。
  • (5)コンクリートの製造・打設サイクルに影響を与えず、またランニングコストが比較的安価です。

大滝ダムの気化冷却システム

大滝ダムにおける粗骨材の気化冷却システム

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