■概要

 免震装置の基礎部のコンクリートは、アンカープレート下部に密実にコンクリートが充填され、プレートと密着していることが 重要となります。
 しかし従来の施工法では次のような問題点がありました。
 ・大きなアンカープレート下部のコンクリートは充填
 ・締め固めが困難・プレートとコンクリートの密着を図るためにはグラウトの後注入が必要そこで免震基礎部コンクリートの合理的な打設工法を考案しました。施工手順は次のようになります。
 ・アンカープレート中心部に穴の開口を設け、
 ・中心部の穴に打設用ロートを設置し、
 ・ロートより膨張性高流動コンクリートを打設する。

■特徴

●高流動コンクリートの使用により、バイブレータによる締め固めを行うことなく、密実に充填できます。
●高流動コンクリートに分離低減剤、膨張剤を添加し、ノンブリージング・膨張性能を持たせたことにより、アンカープレート 下部においても十分な密着性を得ることができます。
●グラウト作業がないため、免震基礎部コンクリートの施工が1回で済み、作業の省力化、施工工程の迅速化を図ることがで きます。

■施工実績

●虎ノ門二丁目ビル●江南町役場庁舎●第4吉田ビルなど


■関連資料…パンフレット「熊谷組の免震構法」
      熊谷組施工技術報告「槌音」第6号
      『免震構造物における免震基礎部の施工方法』