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建築技術

安全で安心な災害に強い病院づくりを進めています

-病院建物の免震化-

 

豊仁会 三井病院

埼玉県川越市で77床を有する豊仁会三井病院は、県下初の地震に強い免震構造の病院として、同一敷地内で医療活動を中断することなく全面建て替えされました。

施工上の主なポイント

外観

病 床 数:
一般77床
所 在 地:
埼玉県川越市
発 注 者:
医療法人 豊仁会
設計監理:
熊谷組一級建築士事務所
構造規模:
鉄筋コンクリート造、地上6階
延床面積:
3,735m2
竣   工:
1998年12月
工事中も診療活動を縮小しない
・仮設棟を設ける事なく病院機能を順次移設していくことにより、工事中も病床数や診察室及び病院に必要な医療機能を常に確保する計画としました。
建設作業中も療養環境を優先
・既存建物の解体にあたっては、騒音・振動・粉塵の発生を最小限に抑えるため、低騒音・低振動工法を採用しました。
・やむを得ず騒音・振動等の発生が予想される場合には、事前に病院側と協議の上、作業時間等について療養環境を最大限に優先した施工計画を立案しました。
・工事関係者の動線と患者を含む病院関係者の動線を常に区別して、施設環境の維持に配慮しました。
地震に強い免震構造の病院に
・震災時に病院患者の人命の保護はもとより、地域の防災拠点として医療機能を維持しつづける事を目的として免震構法(建物と基礎の間に免震装置を入れる)を採用しております。
・免震構法の採用により、地震だけでなく日常の交通振動も低減するため、療養環境の快適性の向上にもつながっています。
医療施設の免震化・建て替えシステムフロー

STEP1STEP2 STEP3STEP4 STEP5

 

安心と信頼の技術、免震構法

建物と基礎の間に免震装置を入れることによって、建物の揺れを低減する技術です。地震入力を1/3から1/5まで抑え、かつ建物の一部に力が集中することもありません。地震発生時には、建物はゆっくりと水平方向に揺れるだけです。日常の交通振動も低減するため快適性が向上するほか、建物の柱や梁を小さくできるなど、道理的な構造計画が可能です。また、建物の一部のフロアーだけを免震化する(床免震システム)こともできます。

 

免震構法のメリット
・地震時の衝撃力を免震装置が吸収するため、倒壊・損壊がほとんどありません。建物を耐用年限いっぱいまで、安心してお使いいただけます。
・医療行為に必要な機器、薬品などの転倒を防ぐだけでなく、窓ガラスの破損や外壁の剥離による2次災害も抑えることができます。
・施設・設備と医療行為者の安全を確保することで、震災時にも医療活動を継続できます。
■免震構造建物
各階ともほとんど同じ変位・加速度となる

免震構造建物

■耐震構造建物
上階になるにつれて変位・加速度ともに大きくなる

耐震構造建物

 

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