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シールド工法の歴史

イギリスにおけるシールド工法の誕生

ブルネルのシールド工法
ブルネルのシールド工法

シールド工法は、1818年にイギリスにおいて、フランス人技師ブルネルよって考案され、1825年にロンドンのテムズ河を横断する水底トンネルに初めて採用されました。工事は難工事であったようで、何回かの浸水により、7年間中断しましたが、1834年に再開し、1840年に到達しました。

我が国のシールド工法

我が国で初めてシールド工法が用いられたのは、イギリスでシールド工法が誕生してから約100年を経た1917年のことであり、奥羽本線折渡トンネルの掘削に用いられましたが、大きな地圧をうけ途中で断念せざるを得なかったようです。成果を上げた最初のシールドトンネルは、1936年の旧国鉄の施工による関門鉄道トンネルです。

第二次世界大戦後は、1953年の関門道路トンネル及び1957年の営団地下鉄永田町トンネルにルーフシールドが採用されました。また、1960年には名古屋市地下鉄の覚王山トンネルで円形シールドが採用され、今日のシールド工法の基盤となりました。

営団地下鉄永田町トンネル
営団地下鉄永田町トンネル
名古屋地下鉄覚王山トンネル
名古屋地下鉄覚王山トンネル

この3例は全て熊谷組の施工であり、それ以降も熊谷組は時代が要求する新しいシールド工法を数多く開発実用化し、パイオニアとしての重責を果たしてきました。