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土地造成工事の基礎技術

測量

測量

事前に動かす土の量を把握するには、工事前の土地の形状を把握しなければなりません。さらに、この土の量を管理するには工事中に変化する土地の形状を把握する必要があります。また、設計どおりの土地形状になっていることを、工事中から工事終了時にかけて適宜確認しなければなりません。その為に必要な技術が測量です。

この技術は広く建設工事で用いられているものですが、三次元的な広がりを持つ土地造成においては、特に重要な基礎技術であると言えます。基本的には、光学系の測定装置を使用して地形情報を収集しますが、近年は衛星データを利用したGPS測量が用いられるようになりました。

地盤改良・土壌改良

地盤改良・土壌改良

造成する地盤が固くてしっかりとしている場合には、その上に土を盛っても、大きな建物を建てても問題はありません。しかし、柔らかい粘土の場合や、水を多く含む砂の場合には注意が必要です。前者の場合、重いものが載ると沈下しますから、そのままでは新たに土を盛ったり建物を建てることは出来ません。後者の場合、地震が発生すると流動化して水のようになってしまいますから、ここもそのままだと問題があります。

このような場所で土地造成を行う場合、造成地盤として適する地盤にしなければなりませんが、その為に行うのが地盤改良です。地盤改良の方法としては、固化材などによって地盤を固める方法や、砂を材料にした排水用の杭(砂杭)などを利用して地盤内の水を排出させる方法などがあり、地盤の特徴に応じて選択します。

以上のような地盤改良のほか、排水性の悪い地盤を砂のような透水性の良い土などと置き換えて排水性を向上させるのも、地盤改良の一つです。また、緑化を行う地盤が植物の生育に不適切な条件である場合には、適する土と入れ替えたり肥料などを加えたりしますが、これを土壌改良をいいます。

緑化

緑化

土地造成に緑化は欠かすことの出来ない技術です。緑化によって、新しい土地を保護したり、快適な自然環境を創出したりします。また、従来の土地にあった植生環境を、新しい土地に移植するのも緑化技術の一つです。

緑化の基本は植物を知ることにあります。植物は、基本的に一年草や多年草などに代表される草本類と、広葉樹や針葉樹などに代表される木本類に大別されますが、植物個々の特徴は多種多様です。これを植物学的な観点から、新しい土地に適する種を選択しなければなりませんが、その地域の在来植生や気温などの生育環境に留意することが重要になります。また、周辺環境との景観などとの整合性にも配慮しなければなりません。