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中越地震復興の要「山古志トンネル」が開通しました

山古志トンネル掘削ルート

山古志トンネル掘削ルート

作業用トンネルにつながる仮橋(左)と、本線トンネルにつながる神沢川橋

作業用トンネルにつながる仮橋(左)と、
本線トンネルにつながる神沢川橋

2004年10月23日新潟県中越地方で震度6強の地震が起き、その後もたびたび規模の大きな余震が続きました。小千谷市、山古志村(現:長岡市)、川口町、長岡市、堀之内町(現:魚沼市)などでは大きな揺れや地すべり、斜面崩壊が起き、住宅・鉄道・河川などに大きな災害をもたらしました。

 

工期短縮への創意工夫

山古志トンネルは国道291号の代替えルート内に建設され、復興の要となるトンネルでした。全長772mで、当社は小千谷市側の418mを担当しました。

被災した人たちに早く元の生活に戻っていただくためにも、工事は工期短縮との戦いでした。着工時には十分な設計図もないままにスタート。どうすれば工期を短縮できるかを考えながら常に工程の見直しを行い、現場事務所内に貼られた工程表は何度も貼り直されました。

通常の工事の場合、トンネルの坑口手前の橋(神沢川橋)を築造し、引き続きトンネルを掘削します。しかし、この工事では工期を短縮するために先ず仮橋を架け、これに続く作業用トンネルを掘削し、この作業用トンネルから本線トンネルを掘り進めました。平行して神沢川橋の施工も行われました。他にも工期短縮のための創意工夫はいたるところに見られます。

また、インフォメーションセンターを設置して、一般の方々に最新の国道291号復旧工事の進捗状況などを公開し、地元の方々を招いた見学会も行いました。

 

雪との戦い、そして開通へ

当時の小林啓治作業所長は、「雪が一番の難敵でした」と語ります。工事が始まった2005年は地元の人も驚くほどの積雪が観測され、積雪量は4mを超えました。除雪機を配したり、一般道の除雪を優先したりと人員が思うように配置できず、多くの変更が余儀なくされました。また、降り初め、根雪となる時期も予想より早く、雪で埋まった資材を掘り起こしたり、また骨材を供給するプラントが動かなくなったりと、雪との戦いは極めて厳しいものでした。

地震から1年半を経て、2006年3月16日に貫通式、そして9月3日に開通式が行われました。地元の方たちからは、「こんなに早く、土を踏んで帰れるようになるとは思わなかった。あんたらが雪の中でがんばってくれたから、復興にも弾みがついた。ありがとう。」など感謝の言葉をいただきました。

旧山古志村に戻る人々も多くなり、地元の人々のライフラインとして国道291号は活躍しています。山古志トンネルの完成が復興への大きな一歩となることを、社員一同願っています。

 

大積雪の中での工事

大積雪の中での工事

感謝状を授与される小林所長

災害復旧事業に際し、旺盛なる責任感を もって工事を完成させたとして、国土交通省から感謝状をいただきました
(写真は感謝状を授与される小林所長)

完成したトンネルから

完成したトンネルから

 

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