技術者が語る 熊谷組の「現場力」

土木部 木下 広一 どんなものづくりでも、つくるのは人だから。いい現場は、いいつながりから生まれる。

現場第一主義。そんな熊谷組を支えているのは、現場が一丸となれる風土にあると思います。3年目に担当した浄水場の現場では、高さ33mもの高架水槽の基礎コンクリートの築造を担当しました。ところが、構造物の基礎コンクリートの鉄筋量が通常の3倍以上となっており、当初の設計では施工できないトラブルが発覚。上司と相談の上、図面を3DCADで書き直し、配筋図の変更図案を作成し、施主、設計を担当したコンサルタント、施工者の3者で協議を行いました。本来こういった場面では経験の少ない若手が前に出て交渉することは少ないのですが、その現場は所長、副所長、主任さんとの距離も近く、先輩方の温かいフォローの中、多くの仕事を任せてもらいながら提案を行い、無事施工することができました。 決して大きな現場ではなかったですが、一緒に昼休みにカレーを食べた時の何気ない会話から大切なことを気づかされたり、仕事のビジョンが統一されることも多かったように思います。人と人とのつながり、そこから生まれる力を信じて、これからの現場でも成長していきたいですね。熊谷組は偉い人だって軍手を汚します。そんな背中を見て、時に手を差し伸べてもらいながら、成長していける。そんな環境がここにはあります。

建築部 三上 純子 はじめて任された足場組み。パイプ一本の組み方で、職人さんの動きが変わった。

私を育ててくれた現場。それは3つ目に配属されたマンションでした。そこは事務や設備担当者を除くと所長、副所長と私の3人だけの現場で、業務のほぼすべてに携わることができました。未経験の工程が多く、外部足場を計画した際には、どこに昇降階段が必要か、足場から躯体への渡をどこに設定すべきかなどで悩んだことも。そんな時、先輩から「足場の組み方を考えるのではなく、使う職人さんたちの気持ちを考えればいい」とアドバイスをいただきました。一見簡単なことのようですが、例えばパイプを組む時に内側でクロスさせるか、通行の邪魔にならない外側でクロスさせるか、その違いだけでもパイプ1本分のスペースが生まれ、職人さんたちがスムーズに安全に動くことができます。資材から作業場までの動線はどこか、職人さんがどんな姿勢で作業するか、足場一つとってもいかに現場を観察しているかが問われているんだと気づかされました。建物をつくる核は設計図ですが、その現場を舵取りしていくのは私たちです。マンションづくりは、しあわせづくり。目の前の現場から、職人さんの力の発揮できる環境を想い、さらにその先にあるお客さまの日常の快適までを想える力。熊谷組の現場力は、そんな姿勢から生まれるのだと思います。

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