プレスリリース

日本企業として香港で初! MOM事業に参画

平成28年8月29日

日本企業として香港で初!
海底道路トンネルでのBOT事業への挑戦、事業完結に続いて、MOM事業に参画

 株式会社熊谷組(取締役社長 樋口 靖、以下「当社」)は、香港東部海底トンネル(Eastern Harbour Crossing、以下「EHC」)の管理・運営・保守事業(Management, Operations and Maintenance、以下「MOM事業」)に参画することといたしました。 当社はこれを海外における新ビジネスモデルへの取り組みの一環として位置づけており、日本企業としては香港で初めてのMOM事業への参画となります。日本企業として香港で初のBOT事業に挑戦した当社は、30年にわたる事業完了を受け、自社が建設した施設のMOM事業に携わることにより、引き続き香港における社会インフラの維持に貢献してまいります。
1.事業の経緯

 1961年に初の海外工事として香港プロバーコーブ水道トンネル工事を受注して以来、当社は香港において多くの道路・鉄道トンネル、空港・駅施設の他、中国銀行タワーや香港文化センター等のランドマーク的建物を含め60以上の工事を手掛けてまいりました。中でも、香港島と九龍半島を結ぶ5本の海底トンネル*1のうち4本を当社が施工するなど、香港の社会インフラ整備に大きな貢献をしてまいりました。
 今回のMOM事業の対象となるEHCは、当社が施工した海底トンネルのひとつであり、また当社が初めてBOT方式*2による運営事業(以下、「BOT」)を手掛けた道路トンネルです。
 EHCは2016年8月6日に30年のBOT事業期間が満了し、施設は香港特別行政区政府(以下「香港政府」)に返還されましたが、返還後の道路の管理・運営・保守は民間事業者に委託されることとなり、当社は工事施工、BOT事業に引き続きEHCのMOM事業に参画することといたしました。




2.事業の対象となる物件

 EHCは香港島クォリーベイ地区と九龍半島チャコウリン地区を結ぶ全長2.2㎞、片側2車線計4車線の海底道路トンネルです。一日あたりの交通量は約75,000台であり、今後も香港経済を支える大動脈としての役割を期待されています。

香港東部海底トンネル(EHC) 香港東部海底トンネル(EHC)

                    香港東部海底トンネル(EHC)



3.事業参画の概要

 BOTの事業期間の満了にあたり、CITIC社(中国中信股份有限公司)、当社、ならびにニューリアルプロパティ株式会社(東京都千代田区、取締役社長 吉田賢司)の3社による共同出資会社が所有する香港現地法人(Pacific Infrastructure Limited)が、香港政府とのあいだでMOM契約を締結し、今後3年間(2年、発注側のオプションで1年追加可)の道路の管理・運営・保守事業を行います。
 なお、当該投資にともなう当社の当期業績に与える影響はございません。


CITIC社のVernon F Moore相談役と熊谷組社長の樋口靖

 CITIC社のVernon F Moore相談役(右)と当社社長(左)



4.今後の展開

 今後は、海外においてさまざまな社会インフラの管理・運営・保守事業(MOM事業)の増加が見込まれています。特に香港では今後もMOM事業の案件が計画されており、当社は今回のEHCのMOM事業を足がかりとして、豊富な施工実績のある香港でこれからも積極的にこうした事業に参画し、事業の拡大をめざしてまいります。

 

 

*1 5本の海底トンネル

①MTR103工区沈埋トンネル(鉄道、1976-1980)当社施工
②東部海底トンネル(EHC)(道路、鉄道、1986-1989)当社施工
③西部海底トンネル(道路、1993-1997)当社施工
④MTR502工区沈埋トンネル(鉄道、1994-1998)当社施工
⑤クロスハーバートンネル(道路)

香港の海底トンネル


*2 BOT方式

Build, Operate and Transfer 民間事業者が施設を建設し、供用開始後は施設を所有して維持管理及び運営を行い、事業終了後に公共に施設所有権を移転する方式。



                                                   以上

[お問い合わせ先]
[本リリースに関するお問い合わせ先]
株式会社 熊谷組 経営企画本部 広報部 電話03-3235-8155

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