プレスリリース

「リアルタイム音カメラ」の開発について

平成19年3月15日

リアルタイムで音を見る!音カメラ(音源探査装置)のリアルタイムシステムを開発

株式会社熊谷組(取締役社長 大田弘,本社:東京都新宿区)は、中部電力株式会社(取締役社長 三田敏雄,本社:愛知県名古屋市)と信州大学(学長 小宮山淳,住所:長野県松本市)工学部山下恭弘教授と共同で、音の発生方向を特定し、視覚的に表示する装置(音カメラ)のリアルタイム化に成功いたしましたのでお知らせいたします。

1.本装置の概要

今回開発した装置は,音をリアルタイムで映像化するもので,モニタ上に映し出された物体が音を発生した場合,即座にその音の情報を重ねて表示することができます。これにより音の発生方向・大きさ・周波数といった情報をその場で確認することができます。

 従来の音カメラは,測定してから画面上に音の情報を表示するまで,数秒から数分の時間が必要でした。そのため,現場での測定は,時間的制約からデータ収録のみ行い,一旦持ち帰ってから机上で音の発生状況を確認していました。よって,現場で音の発生状況を確認しながら測定することが難しいという課題がありました。


2.本装置の特徴

 本装置には,以下のような特徴があります。
(1)音カメラの測定結果をリアルタイムで確認できるため,突発的な発生音もその場で確認することが可能です。また,時間と共に変化する音の状況を明確に確認できます。

(2)本格的なリアルタイム化を可能にした「標準タイプ」と,持ち運びを考慮し,軽量コンパクト化した「簡易タイプ」の二種類を用意し,測定時の状況に合わせて利用することができます。

 本装置の利用により,発電所や変電所の突発的な発生音や時間的変化の伴う音等の情報を容易に,また即座に確認することができ,騒音調査等で作業効率や信頼性が向上します。また,「簡易タイプ」を用いれば,音の発生状況を確認しながら移動できるため,複数の音源を効率よく探し出すことが可能になります。その他,設備機器等の発する音の常時監視などに応用可能です。
  今後,本装置を幅広く活用し,より良い音環境づくりに取り組んでまいります。


                                                      

【システムの外観】

○標準タイプ
標準タイプは,小型カメラで映している映像が専用モニター上に映し出され,音が発生した際,リアルタイムで音の情報(音の発生方向・大きさ・周波数)が専用モニター上に重ねて表示されます。

リアルタイム音カメラ標準タイプ

写真1 標準タイプ(画面左:専用モニタ,画面中央:操作用モニタ)

 

 

○簡易タイプ
  簡易タイプは,標準タイプを小型軽量化したもので,ノートPCの画面上ではリアルタイムで音源の情報が表示されますが,カメラから取込まれた映像は別途小型モニタに表示します。
リアルタイム音カメラ簡易タイプ

写真2 簡易タイプ(画面左:音情報用PCモニタ,画面中央:映像用小型モニタ)

 


【システムの概要】
今回開発したシステムは,音と映像をモニタ上に示すまでのPC内の行程を抜本的に見直したことでリアルタイム化を実現しました。

リアルタイム音カメラシステムの概要

[お問い合わせ先]
[本リリースに関するお問い合わせ先]
株式会社 熊谷組  広報室
室長:藤島 幸雄
担当:石賀 慎一郎 (電話03-3235-8155)
[技術に関するお問い合わせ先]
株式会社 熊谷組   技術研究所 音環境研究グループ  
部長 大脇 雅直
担当 財満 健史  (電話03-3235-8724)
中部電力株式会社
[リリースに関するお問い合わせ先]
   広報部 報道グループ (電話052-961-3582)

個人のお客さまへ
「音カメラ」(各種)を使用した計測・調査等につきましては、個人のお客様からのご依頼には応じかねますのでご了承ください。

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「音カメラ」(各種)に関するお問い合わせは、最寄の弊社支店「お客さま相談室」、または弊社営業担当者にお問い合わせください。

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